アロンソとライコネンが このまま引退すると、キャリア最年長は一気に世代をジャンプして、2007年デビューのハミルトンとベッテル。もっとも、ベッテルはシーズン途中に、クビサの代役でデビューしてるので、開幕戦から出場しているハミルトンが最年長になる。
ハミルトンはデビュー当時から速かったけれど、冷静さを失って マシンをぶつけて レースを台無しにしたり、それをマスコミに叩かれて ひたすらナーバスになったりと、とにかくメンタルが安定してなかった。早い時点でモチベーションを失って引退すると思っていた。あのハミルトンが最年長になるのかと思うと、すごく不思議な気持ちになる
むしろ、ほぼ同時期デビューで長続きしそうだと思ったのは、ニコ・ロズベルグにロバート・クビサ(2006年組)、エイドリアン・スーティル(2007年組)にベッテルだった。
しかし、クビサはオフシーズンにWRCに出場して事故、手に後遺症の残る怪我をしてフェードアウト。スーティルは酔っ払って、ルノーの偉い人に割れた酒瓶を突きつけて、裁判で有罪になってフェードアウト。ニコは チームメイトになったハミルトンとの戦いに燃え尽きて、ワールドチャンピオンになった時点で電撃引退。今ではベッテルしか残っていない。世の中わからないものだなと。
もっとも、いろんな修羅場をくぐり抜けた今のハミルトンは、コース上で冷静さを失うこともなければ、マスコミに叩かれても病むこともなくなった。そもそも言動がソフトになったので、叩かれることも少なくなった。だからといって、チャンピオンシップへの執念が、薄れたわけでもなく、劣勢に立たされても、集中を切らしたりはしない。
デビュー当初はベッテルの方が「大人びたルーキー」という扱いだったけれど、今となっては、未だに闘争心が抑えきれない時があるベッテルよりも、ハミルトンの方が遥かに「老獪」。こう考えてみると、最初は似合わないと思った最年長の称号も、むしろ これ以上ないほどに似合っているのかもしれない。
…いや、ライコネンが別のチームと契約したり、クビサのF1復帰が成功したら、最年長ではないのだけれども。
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