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2018年08月13日22:13

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東鎌尾根・槍ヶ岳1 霧の稜線散歩

8月7日から2泊3日で北アルプスに行ってきた。
以前から山小屋に泊まって写真を撮りたいと言っていた義妹を初めて泊まりで山へ連れて行ったのは3年前の白馬岳だった。
初めての山小屋なので燕岳か白馬かで迷った結果、大雪渓から白馬に登り、白馬山荘でディナー満喫、翌日は白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉に泊まって湯ったりというプランになった。
今年またオレたち夫婦に合わせて休みが取れそうだというので、あれから岩場などの経験も積んだ義妹に本格的な縦走を体験して貰おうと思い、東鎌尾根から槍ヶ岳へトライする計画を立てたのである。

前夜22時半に堺を出発、嫁の実家に義妹を拾いに行き、名阪から中央道と爆走して明け方に豊科の南安タクシーに到着。
ここからタクシーで登山口まで送ってもらい、自分の車は上高地に近い沢渡へ回送してもらって下山後に受け取りに行くというサービスがあるので利用することにしたのだ。日程的な余裕のない中、マイカーで縦走登山を楽しみたいハイカーとってはありがたいサービスである。しかも、下山後は坂巻温泉に宿泊するのでそこに近い駐車場を希望すると、直接坂巻温泉に持っていてくれるという。それは願ってもないありがたい話。それなら運転のことを気にせず上高地でビールが飲めるじゃないか。
しかし、翌々日の下山後に上高地でビールを楽しむ余裕など全くないことをこの時は知る由もないのであった。

南安タクシーから30分ほどで一ノ沢登山口へ。
東鎌尾根から槍ヶ岳に至るには、燕岳から縦走する表銀座コースが一般的であるが、燕山荘には通過するだけではなく泊まりに行きたいと思っていることと、常念乗越から横通岳の稜線を歩いてみたかったのでこのルートを選択したのである。

フォト
一ノ沢登山口。ちょっとガスってるけど天気大丈夫でしょうか。

登山口で朝メシを食って登山届を提出し、6時に出発する。沢に沿って登っていく。
登山口の時点で周囲はガスに巻かれていたのだが、王滝ベンチをすぎたあたりから雨が降り始め、レインウェアを装備する。しかし、やがて常念から降りてきた人たちとすれ違いはじめるが、レインウェアどころかザックカバーも着けていない人がいる。後になるにしたがって増えていく。聞いてみると、稜線の上は別に降っていないのだそうな。その言葉どおり、登っていくにつれて雨は小降りになっていき、胸突八丁にさしかかるころにはほぼ止んでいたので上だけレインウェアを脱ぐ。

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登山口から10分ほどのところに祀られている山ノ神。

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丸木橋で何度か沢を渡る。濡れた木は滑るので少々おっかない。

最終水場の先あたりで、上から降りてきた人が「常念でクマが出たらしいよ」と教えてくれる。いろんな人に聞いた話を総合すると、出たのは子熊で、常念小屋の人が追い払ったのだそうな。子熊がいるということは母熊がいるということで、常念に登った人たちは無事だったのだろうか。

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そんな心配をしつつ、10時半に常念乗越に到着。その頃には稜線までガスが上がっていて、残念ながら槍穂の景観はなかった。仕方ない、昼メシ食うべえと常念小屋へ行くと、食堂の営業は11時からなのでそれまで外で待てという。マジかよ。そうと知っていればもっとゆっくり登ってきたのに。

11時半、昼メシを食って常念乗越を出発してからが全くペースが上がらなかった。常念小屋の前の石段の時点ですでに足が重いのなんのって。横通岳へ向かう道はザレザレの九十九折れの急坂。ノロノロと歩みをすすめていく。

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横通岳のトラバース。名前の通り山頂の横を通って行く。

横通岳を降りて東天井岳への登りがまたキツかった。常念乗越から東天井岳までコースタイム2時間のところ2時間半かかった。
槍穂の景観は、大キレットや槍の主稜線あたりはたまにガスが晴れるのだが、槍ヶ岳は結局この日われわれの前に姿を現すことはなかった。

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15時15分、大天荘に到着。まあまあ空いている。トイレに行って全く臭いが気にならなかったのは驚いた。どんな立派な山小屋でもトイレは臭いものだと思っていたのでこれは感動した。翌日に泊まったヒュッテ大槍もトイレの臭いがほとんどなかったが、燕山荘グループはトイレの臭い対策に力を入れているのだろうか。

一休みしてから山頂へ向かう。小屋から15分ほどで大天井岳(2,922m)到着。残念ながら山頂もすでにガスに巻かれていて展望は得られなかった。その代わり、山頂近くのハイマツの茂みの周辺に雷鳥のファミリーと思わしき一団を発見。義妹は山頂へは行かず小屋で休んでいたのだが、雷鳥に遭遇したことを告げるとしきりに悔しがり、嫁と一緒に雷鳥Tシャツなどを購入して自分を慰めていた。

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二百名山・大天井岳(おてんしょうだけ)山頂。

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雷鳥に遭遇。天気が悪い時は山小屋が空いてるのと雷鳥に会いやすいというメリットもあるのよね。

大天荘の夕食は肉と魚のどちらかの選択制となっている。夕食の前に生ビールを飲んでいたので、夕食の時はワインを飲む。ところが飲みすぎてしまったのか、それとも疲れが出たのか、夕食後爆睡してしまって19時から開催される喫茶コーナーに行きそびれてしまった。くそう、ケーキセット楽しみにしていたのに。・・・。
この分では星空も拝めないであろうし、さっさと眠りにつく。明日は晴れるといいな・・・。
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