メイドリフレ・女子高生ビジネス弾圧に思う この危険な国家
先日、秋葉原などでメイドリフレ店が一斉摘発された。
本当にこの国は無法者がはびこって腹が立つ。
無法者とは、メイドリフレ店経営者のことではない。警察権力のことだ。
第1章 法律は何のためにあるか
法律は何のためにあるのか。
「悪い奴を取り締まり、秩序を維持するためにある」と思うだろう。
それもあるが、そのためなら、罪刑法定主義(=法律に根拠がないと罰することができないという考え方)なんかやめて、「法律に書いてあろうがなかろうが、とにかく悪い奴は捕まえろ」ということにした方が効果的だ。
歴史的に見ると、権力者が自分にとって都合悪い奴を取り締まり、罰することがよくある。
その後、まともな国では「法律によらなければ罰することはできない」ということになっていった。
つまり、法律は、権力の刑罰権を制限するためにあるのである。
法律があると、抜け穴・網の目をくぐっていく奴が出る。
「法律の言葉にこだわらず、とにかく悪い奴なんかやっつけろ」ということにした方が、網の目をくぐられずに済む。
では、なぜ、法律なんか作って、わざわざ網の目を作ったのか。
1 権力者の好き勝手を無くす
2 国民に予測可能性を与え、自由を守る
順に解説しよう。
1 権力者の好き勝手を無くす
法律がないまま権力者に刑罰権があれば、権力者は好き勝手に刑罰権を使う。
気に食わない奴、賄賂をくれない奴、政治上のライバルなどをつぶすために刑罰権を発動する。これでは危険だ。
今も、権力者が変わるたびに、前の権力者がボコボコ捕まるような国がある。日本の近くにも。
一方、権力者にこびへつらっている人は捕まらなかったり。
そんなことにせず、罰されるかどうか明確な基準で線引きできるようにするべきなのだ。
2 国民に予測可能性を与え、自由を守る
「悪いことはしなければ良いじゃないか」
と言っても、一方で人間は許される範囲でバカもやってみたい。
また、「悪いこと」と言っても、人によって基準は異なる。
路上でキスをする、電車内で化粧をするなど、「悪い」という人も「悪くない」という人もいる。
「口で言ってもわからない生徒を少しくらい叩くのは悪くない」という人もいるし、悪いという人もいる。(現在は体罰は学校教育法で明確に禁止)
どこまでやったら罰されるのか、はっきりしてなければ怖くて行動できない。
気に食わない法律でも、一応どこから罰されるか、はっきり決まっていれば、法律を守っている限り罰されない。
法律があることで、何をしたら罰され、そこまでいかなければ罰されない、ということがはっきりわかり、安心して行動できる。
そう、法律は、「悪い奴を取り締まり、罰する」ことよりも、「法律を守っている限り罰されない」ということにこそ意義があるのだ。・・はい、これ重要。
ということで、憲法31条により、日本でも「法律がなければ罰されない」ということになっている。
しかし、法律がありさえすれば良いのか?
1 権力者の好き勝手を無くす
2 国民に予測可能性を与え、自由を守る
という目的からすれば、内容がはっきりしなくて、基準が不明確な法律では、やっぱり権力者が好き勝手に運用するし、国民はどこまでやったら罰されるか予測できず、同じことではないか。
「法律がなければ罰されない」とは、当然「明確な基準の法律」であることが要請されていると考えるべきである。
この国の法律は、曖昧な基準の法律で広く網をかけておき、警察は気に食わなかったらどんなこじつけをしてでも捕まえる。
なんという無法国家なのか。
第2章 メイドリフレを労働基準法で罰することの不当性
メイドリフレは、売春とは一線を画しつつ、女性に不慣れなヲタクの需要を満たそうとする、素晴らしいアイディアだったと思う。
ニュースでは、「これは必ず買春の温床になる」などと警察がほざいていた。
現在、売春・買春は禁止されている。
本当に売春・買春をやっていたら、それだけ捕まえれば良い。
多分、何十店の中には、本当に売春もあるだろう。
それはキャバクラでも何でも、あるいは家庭教師だって、男女が個別である程度の時間話し合えるなら、そういうことになっていくことも日本中にはあるだろう。
「温床になるから」
とは何だ。それで捕まえるなんて無法警察ではないか。
携帯電話だってメールだって、売春・買春の道具に使われている。
「温床になるから」と言って捕まえるか?
クソ警察が、そのくせてめえらは本当の売春しているじゃないか。
温床になることがあまりに目に余るものがあるならば、正式に法律を作る努力をすべきである。
メディアもメディアで、警察からの情報に批判精神もなくそのまま垂れ流して何なのだ。
「労働基準法違反と言いますが、どうして売春防止法とか、淫行条例とか、性に関する法律の適用ではなかったんですか?別件逮捕ですか?」とか、突っ込みを入れてほしい。
ちなみに、90年代には、女子高生の使用済みブルマーや下着を売る店が摘発された。
一般国民は
「うわあ、そんな客、気持ち悪い。女子高生も何考えているんだか。そんなのはガンガン取り締まれ」
と思ったのかも知れない。
が、ぜひ、次のように思ってほしいところだ。
「はあ?何罪?」
だって、どう考えても、強姦罪でも強制わいせつ罪でも、売春でもない。いくら世間様が眉をひそめるものでも、法律もなしに気に食わないからと言って捕まえられないはずだ。
そしたら、なんと、「古物営業法違反」
「骨董品とか、そういうものを売り買いする店を出す時には届け出てね」
という趣旨の法律で、こじつけもはなはだしい。
確かに、女子高生の使用済みブルマーも「古物」かも知れないが、法律の趣旨が違うだろ。
結局、本当は性に関する犯罪で取り締まりたいのだが、あてはまるものが無かったから、無理やり変なのをもってきたのだ。
今回は「労働基準法の危険業務」と報道されたが、詳しいことがわからない。
条文を調べたが、多分62条2項だろう。
第62条 2 使用者は、満18歳に満たない者を、毒劇薬、毒劇物その他有害な原料若しくは材料又は爆発性、発火性若しくは引火性の原料若しくは材料を取り扱う業務、著しくじんあい若しくは粉末を飛散し、若しくは有害ガス若しくは有害放射線を発散する場所又は高温若しくは高圧の場所における業務その他安全、衛生又は福祉に有害な場所における業務に就かせてはならない。「毒劇薬」「爆発」「引火」などの言葉が飛び交う中、よく見ると最後に、「その他安全、衛生又は福祉に有害な場所における業務に就かせてはならない。」とある。
「その他」だから何でも付け加えても良い・・・といきたいが、それは私が前半に述べた、明確な基準の法律ということに反する。
「など」とか「その他」とつけて、後からいろいろもぐりこませるのが官僚の得意技である。
確かに「など」「その他」なしで完全に網羅するのは難しいだろう。
しかし、「など」とか、「その他」というからには、その前からある程度予測できるような範囲であるべきだろう。
「犬や猫などの動物を連れてきても良いですか?」と言って、オーケーされたとして、熊を連れてきて良いだろうか?
蛇を連れてきて良いか。さそりを連れてきて良いか。
「などの動物」と言っている。一応熊も蛇もさそりも動物だ。
しかし、「など」と言ったら、その前に例示したものにもう少し近いものに限るべきだろう。
確かに密室で男と2人きりになるのは、ある意味危険だ。
「安全、衛生又は福祉に有害な場所における業務」とここだけ読めばそう見える。
「毒劇薬、毒劇物その他有害な原料若しくは材料又は爆発性、発火性若しくは引火性の原料若しくは材料を取り扱う業務、著しくじんあい若しくは粉末を飛散し、若しくは有害ガス若しくは有害放射線を発散する場所又は高温若しくは高圧の場所における業務」の次にある以上、「その他」もその前の例示に近いものに限定すべきである。
第3章 多分メイドリフレでの売春・買春は少ない
さらに、多分メイドリフレでの売春・買春は少ない。ないとは言わない。やっていたら、罰すれば良い。尾行でもして、いっしょにホテルにでも入ったらその時点から取り調べたらどうか。
メディアに出ていた「絵」と同じものを使って私に解説してほしかった。
「見てください。1つのフロアを薄い布で仕切っているだけです。これでは、ムラムラした男性が襲いかかっても、すぐ周囲にわかって、助けに入ることができますね」
「おやおや、見つめ合うだけで1000円というオプションつきです。こんなことで満足するとは、秋葉原のヲタクはなんと奥ゆかしい人々なのでしょうか」
私のように性欲の強い人間は、馬鹿馬鹿しくてメイドリフレなんか行く気にならない。
ナレーション次第で、「危ない奴ら」にも見えるし、「奥手で、異性との他愛もないことで満足して、買春を行うには程遠い」いうようにも見えるだろう。多分後者の方が本当だ。
最後に。
私はよく秋葉原に行く。メイドリフレだか、メイド喫茶だか知らんが、メイドコスプレの女性がウジャウジャいる。
どうも、アイドルに比べて、あまりかわいくない。
アイドル事務所の運営者は、ヲタクの好みがよくわかっている気がするが、メイドリフレ・メイド喫茶の運営者は、ヲタクのことがよくわかっていないのではないか。
30過ぎてても、アイドルの鈴木まりえさんとか、尾崎ナナさんの方がかわいい。
私に、仕草とか、言葉遣いの指導でもさせてくれないだろうか。メイド服着て「ニャン」とか言っていれば良いというものではないのだ。
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