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2017年10月30日08:29

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土曜ギリギリ(本当は日曜オフ)日記266:ナラタージュ&ゲット・アウト

映画配給会社で働くOL、工藤泉は、深夜残業中に外の雨を見つめ、学生時代を回想する……

高校時代、孤立していた彼女に声をかけ、演劇部に誘ってくれた葉山先生…いつしか葉山先生に恋心を抱いた泉だったが、思いを伝え切れず卒業の日を迎えた。そして大学2年のある日、突然葉山に呼び出され、母校演劇部の卒業生・在校生合同公演の参加を打診される。ふたたび葉山との距離が縮まることで鼓動が早くなる泉。稽古期間中、葉山と泉の関係がどう変化していくのか?


という、私との相性が最悪な行定勲の「ナラタージュ」を観た。

……な、なんすかこれ?

以下、ネタバレージュ


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一言でいいますと
「少女漫画的小宇宙のなかで生きる品行方正星人たちの煮え切らない恋愛模様」
です。
泉、葉山を含めたキャラたちにほとんど現実味がなくアニメキャラ的。洒落たセリフ回しで、モチーフにする映画はミニシアター系のものばかり。ユーモアもなく、ただただ前に進まず重苦しいだけ。
ただ一人、小野くんの暴走ぶりというか幼稚さには現実感があったけど、ストーカー化しない点で減点。

というわけで、中2な親父が楽しめる余地は欠片もなかった作品。ビクトル・エリセなんて眠いだけだし、盲目的に成瀬巳喜男を信奉するわけでもない俺に言わせれば、「なーに気取ってやがる!けっ!」てな感想になります。

ただ、こーんな美化されたような学生時代の話だからこそ、ナラタージュというタイトルが生きてくる気はしますわな。つまり、ナレーションで語られるモンタージュ〈回想〉ってわけだから、美化され脚色されて当然なのかもしれんということで。

…あと、ぶらぴ君!富山にあんな素敵なミニシアターがあるなら行かなきゃもったいないぜよ!
フォト



続いては「ゲット・アウト」。



黒人写真家のクリスには、付き合って五ヶ月の恋人がいる。名はローズ・アーミテージ。彼女は白人だった。ある日、ローズに誘われ郊外の実家に行くことになる。アーミテージ家は白人ミドルクラスの人々が住む高級住宅街にある。気後れするクリスだが、意外にもパパもママも驚くことなくクリスを迎え入れてくれた。豪華な一戸建てで、黒人のメイドや黒人の雑役夫を雇ってはいるが、アーミテージ家には黒人への偏見は無いように思えた…が、しかし!


以下、ネタバレ・アウト


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あまりに非現実的なあの「動機」以外は、全てが完璧な愛すべき低予算映画。いや、あのぶっ飛んだ「動機」ですら、感動の域ですよ。よく思いついたなと。黒人差別を皮肉った設定が斬新すぎて最高でした。クリスのトラウマが伏線としてキッチリ機能するし、鑑賞後の爽快感はなかなか。オススメです!

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