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2017年09月19日19:00

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【びっくり沖縄史】B円

ヤフーオークションで額面50銭の「B円」を入手した。これがその画像である。
フォト

しからば、「B円」とは何か?戦後沖縄で流通した「軍票」である。
「軍票」といわれてもピンと来ない人が多いと思う。「軍」が発行する「おカネ」である。不換紙幣であり、「政府紙幣」でもある。つまり発行主体が中央銀行ではない。
連合軍は日本降伏を見据えて1944年に「A円」と「B円」の2種類の軍票を印刷した。「B円」は主に沖縄の占領地域に、「A円」は主に朝鮮半島の占領地域に発行された。
裏を見てみよう。
フォト

右上に「軍事布告に基き発行す」(右から左に向けて旧字体で書かれている)。
まあ恐ろしい。
戦後沖縄の通貨政策は非常にややこしい。この問題については元琉球銀行調査部長で、沖縄県副知事も務めた牧野浩隆氏の著書、「戦後沖縄の通貨」上下、(ひるぎ社、おきなわ文庫)に詳しい。とにかく占領直後はどさくさで、「無通貨状態」、すなわち「物々交換」が行われていた。やがて日本の新円を公式通貨にしたり、B円と日本円を併用したり、朝令暮改の状態で混乱した。1948年、4度目の通貨交換によりB円が唯一の正式通貨とされ、ようやく安定を見た。

さてそれで終わった訳ではない。先日の日記で紹介した琉球切手には¢の表示があった。そう、1958年にB円は廃止になり、アメリカドルが沖縄の正式通貨となったのだ。さらに、1972年5月15日、沖縄返還とともにドルは日本円に交換される。沖縄は「お金」でも苦労してきた。

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