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2017年08月01日17:10

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祖母のこと、見ていた夢

一言で表すと『気性の強い女』としか言えない性格をしていた。

平素は穏やかなのだが、それが一度怒り出すと孫はその場で全員が見なかったふり聞いてないふりを貫くしか無いような、烈火の如くに怒り狂い怒鳴り倒す女だった。

いつも祖母を怒らせていたのが誰かなど今さらどうでも良いのだが、またぞろその祖母が怒り狂っている夢をみた。

夏も盛りと蝉が鳴き、(そろそろお墓参りにでも…、母はいつ頃お墓参りに行く気なんだろうか?)などと考えていた頃に、亡くなった祖母の夢をみた。



夢のなか、祖母は生前元気だった当時と変わらず怒り狂い怒鳴り倒していた、

「ふざけんなぁー!、オリゃあ誰ひとりも呼んでねぇーっ!!」

祖母の怒りの矛先と言えば、やはり生前と変わらずに例のあの人。
現在では齢70歳になっている件の女性だ。

夢の中でも私は祖母から叱り倒され怒鳴り散らされている件の女性についても怒り狂う祖母にも知らんぷりをして、夏の間は炬燵布団を外された卓袱台に据え置かれた急須から注いだぬるめのお茶を啜りながらガチャガチャとダイヤルを回してチャンネルを変える旧式のテレビを見ていた。

テレビをみる私の真横には、祖母から叱られて無言で悔しそうに、祖母の言葉には何一つとして納得などしていない不満そうな件の女性が口を真一文字に引き結んで正座していた。
その横顔は年齢を重ねても変わらない、祖母の生前と同じ種類の表情を浮かべていた。

いらんことしいな件の女性は70歳になった今でも誰にも何も頼まれていないのに余計な手出しに余計な口出しばかりを重ねて、必要な事やして当たり前のことは何一つ満足に出来ずに年を重ねている。

祖母の怒り狂う夢、それは悪夢ではない。



昨夜、母から「お墓参り、行っておいたわよ」と聞かされて、お墓さんで母が貰ってきたという美味しいお茶菓子をいただいていた。

娘は初めて食べる舌の上でさっくりと跡形もなくとろける甘い砂糖菓子に舌鼓をうち、「なにこれ、初めて食べたー、まだある?」などと出されたお菓子を食べ終わるなりおかわりを求めて母の苦笑を誘っていた。

何だか和やかな雰囲気の私の家族は、誰もが意外とグルメだ。

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