誉められると誉め言葉を強く否定し、殊更に文句を言って返す男。
何年目かに、(そうか、こいつは否定されたいのか)と理解した。
私の前でだけ可愛いい振りであどけなく少女めいた喋り口調で一人称は自分の名前、喋る中味と言えば職場の悪口。
お前、もう30才も過ぎてる上にもうじき40才になるんだろう?、しかも役職ついてなかったか?。
職場では目一杯に愛想を振り撒き誰もが認める『善良で親切な女性』の筈が自宅では家族を召し使い扱い。
その極端な二面性が、人格を傷害されている証だ。
目の前に泣き顔を繰り返し見せていた女は早くも40才代も半ばに差し掛かった。
泣き顔ばかりだった君の死を願ってしまったので、君の前から姿を消すことにした。
糞と屑と下らない穀潰しの中に産まれて、糞と屑と下らない穀潰しの中に成長し、糞と屑と穀潰しの仲間入りをしたくないからこそ、誰も彼もと適切な距離を置いて暮らす。
全員が、それなりの資格とキャリアを有した有資格者ばかりだった糞と屑と穀潰し達。
心理職の人々からは、それなりに評価の高い私が残った。
適切に嘘をつき、適切に自らを騙し、適切にキレてみたりイカってみたり、適切な加減で相変わらず糞と屑と下らない穀潰しの中に身を置いて生きている。
適切過ぎる自らを嫌いになりそうなので、時折は壊れてみる。
しかし、それさえも、程と加減を弁えた壊れっぷりであるので、そんな理由からか誰からも大して心配もされず気にかけてさえ貰えない戯けた人生が今日も明日も明後日も二年後にも十年後にも続く見込み。
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