アラブ諸国が 自国の体制を引っ掻き回す放送をするアルジャジーラ(=カタール)に 不満を持っていたのは間違いないとして、それでも我慢を続けてきたのは、カタールに軍事基地を持つアメリカの立場を慮ってのことだろう。
特にここ数年は、アラブ諸国も有志連合としてISと闘争していた手前、カタールに手を出して、アメリカのIS掃討の足を引っ張るわけにはいかないという事情もあった。
しかし、今年になって 疑似国家としてのISとの闘争は ほぼ終局を迎え、アメリカの指導者も トランプという特異な人物に代わった。サウジとしては「何かしかけるのであれば、環境の大きく変わった今」だったのだろう。
アラブによる断交は カタールに基地を持つアメリカには不利益のはずだし、実際 ティラーソン国務長官も何とか仲裁しようとしているのだけれども、トランプ大統領は何故か断交を支持。トランプ大統領は、断交の少し前にサウジに初外遊しているわけで、おそらくそこでサウジ側から何か吹き込まれたのだろう。良くも悪くも単純な人なので、誘導するのは簡単だったはず。
そう考えると、事件の発端になった カタール元首の声明(フェイクニュース)に、トランプ大統領を侮辱する文言が入っていたのも、トランプ大統領を誘導するためだったのかなと。
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