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2017年02月12日13:47

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会社法判例百選第3版 7 設立費用の帰属


会社法判例百選第3版 7 設立費用の帰属 大審院昭和2年7月4日 第一民事部判決 民集6巻428頁 解説は小林量名古屋大学教授です。
民集といっても最高裁のものと大審院のものでは異なります。原文をいまの学生が果たしてよむことができるか、疑問です。古文・漢文に自信のあるひとは手に取ってみてください。神田秀樹「会社法 第十八版」弘文堂・2016年・49頁では賛成する学説はないと切り捨てられています。百選解説では西原・伊沢という1950年代のものを引用してあるかたちになっていますが、その後改説されたのかもしれません。田中亘「会社法」東京大学出版会・2016年・579頁では2006年の実務家本をひいて支持する説があるようになっています。神田先生にいわせると学説ではないということなのかもしれません。
設立がたいへんだった時代に設立代理人の責任が補充的責任だとされていた解釈のなごりではなかろうか。発起人への請求をみとめることができないことを前提に議論しているのかどうか、気をつけながら読めばいいと思われます。

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