江戸から七里、当時の一日の行程でしたので
神奈川の宿(現在の横浜市)は、港や宿場町と
して、繁盛した。
ここに描かれた「本覚寺」は現在の神奈川区高島台
に所在する。この寺から発売されたのが「金川黒薬」
で、効能は産後の肥立ち、血の道をはじめとする一
切の血の病。
図の下の拡大図を見ると、本尊の薬師如来の前に
三方が置かれて、その上には丸い包みが備えられて
いるのがこの薬のようだ。本尊の前には、産み月かと
思われる大きなおなかをした女性が、これを買い求めて
いる。
霊薬と言われたこの黒薬も、明治時代の初めごろを境に
姿を消したようだ。
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