阪神の鳥谷敬内野手(35)が2日、兵庫・西宮市内で契約交渉を行い、現状維持の年俸4億円で更改した。今季は打率2割3分6厘、7本塁打、36打点に終わったが、来季は5年契約の3年目になるため年俸の変動はなし。黒田の引退などでセ・リーグ最高年俸となった男が来季目標に掲げたのは、一からの「レギュラー奪取」だった。
高額な年俸に似つかわしくない悲壮感を漂わせた。昨季までは不動の遊撃手の座を誇ったが、今季は開幕直後から不振に悩み連続フルイニング出場が667試合でストップ。シーズン終盤はベンチスタートが続き、来季の定位置も確約されていない現状だ。「もう、現実的にレギュラーじゃない。まずは開幕からレギュラーとして試合に出ないと始まらない。(守備位置は)自分がレギュラーを取れると思っているポジションで勝負したい」と、遊撃にこだわらない姿勢を見せた。
12年からつけていたキャプテンマークも福留に譲った。「キャプテンという立場はレギュラーであったり、チームの中心であるのが大前提だと思います。(キャプテンマークは)レギュラーとして出続ける選手がつけるべきものだと思いますし、それが今の自分にはない」。中心選手ではなくなった現実を冷静に受け止め、もう一度、輝きを取り戻すつもりだ。
そのため来年2月1日のキャンプインから、若虎と一緒になって汗を流す。「2月1日からアピールしないといけない。気持ちの部分で、その日に向けてしっかり(準備を)やっていきたい」ときっぱり。4億円プレーヤーが裸一貫で再起を図る。(
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