興行収入を180億円として入場料一律1,800円で割ってみると1,000万。つまりは1,000万人以上が見たってことだから、おおよそ日本人の一割が見たってことなんですかね。リピーターがいるからそこまでじゃないかもしれないけど、数100万の上の方の人数なのは確実だし、公開から2ヶ月も経ってるということで少しだけネタバレありの日記に。
新海誠監督の作品だから映像が良いのは当たり前なのです。実写では絶対にできない表現も含まれますが、この辺りは「アニメだから」という色メガネで見て欲しくないって思います。
これを差し引いてもこれだけヒットしたというのは、つまりはストーリーとして面白いんですよ。
心と体が入れ替わるという設定は目新しいものではなくむしろ古典的とすら言えるけど、過去作品では知り合いと入れ替わるのがほとんどのはず。転校生だったり、ドジな女子高生と憧れの先輩だったり、夫婦間だったり。それがこの作品では見ず知らずの2人が入れ替わるんです。その設定が空間だけでなく時間も(オッと)超えて入れ替わることが可能になり物語に幅と深みをもたせる設定になっていました。
これを書いていて思ったけど入れ替わり作品は、ほぼ100%が男女間で心と体が入れ替わるんですよね。今回の作品もそこだけは踏襲、同性間で入れ替わっても面白くないっていう理由だと思うけど。
もし異性と体が入れ替わったら恐らく誰もがそうするように自分の体にないものを触ってみるというお約束で物語はスタート。
三葉には「都会のイケメンになってこんなど田舎から逃げ出したい」という現実逃避感はあったけど、入れ替わる側の瀧(彼がイケメンかどうかの判断は評価が分かれるが)はそんな理由もなさそうだったしいい迷惑だったよねぇ。
そういう設定の入れ替わりだから最初はどっちがどっちなんだか感情移入できなくて、見てて本物なのか入れ替わったのか分からないシーンがありましたよ。そんなお約束だからこそ前半はコメディタッチで進んでいくけど、見ず知らずだった2人が会おうとしてから事態は一変、シリアスな展開に突入します。前半と後半で別の物語を見ているようなメリハリが大ヒットした要因の一つですかね。
オープニングの彗星だけでなく、瀧が右手に付けていたリストバンド風の組紐や、神社の儀式の口噛み酒等、伏線をすべて使い切っての展開はさすがに「もう一回見たくなる」仕掛けが満載ですね。
中部電力を敵に回しての器物損壊・不法侵入・業務妨害は高校生だからといってゴメンで済まない(笑)レベルだけど、こういうスリリングな展開を最終盤に配置して手に汗握らせておいて、見る人の多くが望むようなエンディングにつなげていく手法は見事の一言。まぁヒットするのも分かりますね、さすがに泣きはしませんでしたが。
そうそう、大ヒットする映画の特徴ってハッピーエンドだと思うんですよ。やっぱり「えーーー」って終わり方は納得いかないじゃないですか。最初のエヴァはそうでしたが(笑)
今回はタイトルの「君の名は」通りのラストシーンでエンディング。まぁよかったよかった、ですね。
エンドロールも全部見てきましたよ。ちょっと寒くてトイレを我慢してた事以外は大満足でした。
当日急に思いついたので一般の1,800円で映画を見てきたんですが、定価で映画を見ると贅沢をした気分になるのはなんでだろう?
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