これまでの東海道の旅を食べ歩記を通して描いてきたが、今回は
最後にあたり、名物を「擬人化」してしめくくりをします。
登場人物は、
一、うな吉 柏原のかば焼きの化身です。頭の上に竹の皮包み
を乗せた色男で、この珍道中のヒーローです。
二、掛川 女性のお手伝いで、またの名を「葛の粉」と言います。
三、くらざわ 腰元ですが、実は薩田(西倉沢)のアワビノの化身
四、まりこ野 ヒロインですが、すりこ木とすり鉢をかぶっています。
名前もまりこでわかるように、丸子のとろろ知るです。
物語りは、浮気な「うな吉」と、これにやきもちを焼く「まりこ野」の
駆け引きを軸にして、たわいもなく展開をします。痴話げんかの
果てに「まりこ野」が「うな吉」にとろろ汁をぶっかけ、怒ったうな吉
に「とろろ臭い奴め」などと怒鳴りつけられる場面もあるが、最後は
小田原の名物「漬梅寺の尼公に諭されて、めでたく結ばれて「めで
たし、めでたし」の大団円を迎える。
上記の絵は、左側が、「まりこ野」がとろろ汁を「うな吉」に頭から
ぶっかけている場面だ、右側の絵は漬梅寺の尼公ですね。
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