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2016年04月13日15:44

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「捕食者なき世界」2010年


2010年の単行本です。2014年に文春文庫にはいっています。2016年現在は文庫のほうが入手容易なようです。


シカの食害関連の参考文献としてよみました。シカの捕食者としてのオオカミ導入が検討されていますが人間や家畜への害がありうるので日本だと無理でしょうねえ。

マングースを導入して生態系がおかしくなった例もありますし。

生態系の動的平衡はそう簡単にはもとにもどらないのでは。


捕食者なき世界
2010年9月15日 第1刷
著 者 ウィリアム・ソウルゼンバーグ
訳 者 野中香方子(のなかきょうこ)
解 説 高槻成紀(たかつきせいき)
発行者 飯窪成幸
発行所 株式会社文藝春秋
ISBN978−4−16−372950−3
C0098

目次

プロローグ ハイイログマとの邂逅

第一章 ヒトデの腕
  「食物連鎖」と「捕食ピラミッド」のバランスを保っているのは誰か。
  ひとりの若き生態学者が潮だまりを実験室としてその謎に迫る

第二章 捕食と進化
  魚類も恐竜も哺乳類も、生存競争に対応するために、鋭い歯や固い
  殻などの機能を発達させた。やがて最強の捕食者・人類が登場する

第三章 ラッコが守る森
  「海の熱帯雨林」とも呼ばれるコンブの森が、ウニに食い尽され
  つつある。ウニを食べるラッコが、森の守護神として脚光を浴びた

第四章 恐るべきハンター
  ラッコが激減したのは、捕鯨によって食料を奪われたシャチが代わ
  りに食べたからだという仮説が、学会に激しい議論を巻き起こした

第五章 生態系のメルトダウン
  ダム湖にできた人口の島は、サルにとって捕食者のいない楽園のは
  ずだった。だがサルの異常増加によって地獄絵図が繰り広げられる

第六章 バンビの復讐
  シカが保護されオオカミがいなくなったアメリカでは、森が荒れ果
  て、病気や事故で人も苦しむことに。人による駆除には限界がある

第七章 小さなモンスターたち
  コヨーテが駆除された地域ではアライグマやキツネ、さらにはペッ
  トのネコまでが鳥の巣を荒したため、森から鳥の鳴き声が消えた

第八章 恐怖によるコントロール
  シカの食害に悩む国立公園にオオカミが放たれた。捕食による減少
  に加えて襲われる恐怖心がシカの態度を変え、森は回復しつつある

第九章 ピューマが守る谷
  捕食者が守っているのは森だけではない。ピューマが消えた谷では
  シカが激増、ヤナギが枯れて川岸が崩壊し魚、虫、花も消え去った

第十章 アメリカ再野生化プロジェクト
  氷河期に多くの大型動物が絶滅した原因は、寒さではなく人類によ
  る虐殺だった。失われた生態系を蘇らせるため科学者は立ち上がる

第十一章 孤独な捕食者
  捕食し、捕食される存在として進化してきた人類は、いまや肉食獣
  を葬り去った。だが生態系の歪みは、恐ろしい結末へ向かっている

エピローグ 人は再び自然を愛せるか

  謝辞
  注
  主要参考文献
  訳者あとがき
  解説 日本の頂点捕食者を考える   
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