川島武宣著作集 第五巻 法律学1〔法律学の方法と課題〕
第六回配本(全十一巻)
1982年9月22日 発行
著 者 川島武宜(かわしまたけよし)
発行者 緑川 亨
発行所 株式会社 岩波書店
ISBN4−00−090655−5
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目 次
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科学としての法律学
一 法律学への不振
二 法の要素――(A)法的価値判断
1 法の二つの要素
2 法的価値判断
3 価値および価値体系
4 法的価値判断の過程――(a)法的感覚
5 法的価値判断の過程――(b)法的価値判断の合理化
三 法の要素――(B)ことば的技術
1 法的命題
2 法的命題の技術的性質
3 ことば的技術の機能
四 法律学
1 法律学の対象
2 法的価値判断の分析
3 言葉的技術の分析
おわりに
法的判断の「客観性」
――法律解釈への不振――
一 法律解釈への不振
二 力による解決
三 法による解決
市民的実用法学とその科学性
――実用法学と法社会学との架橋――
一 法解釈学
1 法の解釈
2 法解釈学の解釈学的性質
3 解釈学的法律学の社会的背景
二 科学的実用法学(市民的法律学)
1 市民的実用法学の目的
2 市民的実用法学の社会的背景
3 市民的実用法学の課題――(a)裁判行動の規定要因としての
先例的裁判の判断わく組み
4 市民的実用法学の課題――(b)先例的裁判の判断
わく組み以外の要因
5 市民的実用法学の課題――(c)裁判へのはたらきかけ
6 市民的実用法学と他の社会科学との関係
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判例研究の方法
一 前提的諸問題
1 問 題
2 判例研究の目的に関する二つの見解
3 判例研究の社会的機能
二 判例の法源性
――判例の「拘束力」――
1 解釈主義の見解
2 現実主義の見解
三 判決の中の「解釈論」
四 判 例
五 判例規範ないし判例仮設
六 定形的事実と定形的結論の抽出
七 定形的事実と定形的結論との相関結合
判例と判決例
――民事裁判に焦点をおいて――
一 問 題
二 従来の「判例」概念
三 法律学および法律実務における混乱
四 むすび
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「法律学」の現代的問題点
第一章 法律学とは何か
1 はじめに
2 教義学的法律学
3 法教義学の目的
第二章 法律学の作業
一 法律解釈
1 問 題
2 法的決定(特に裁判)をコントロールする
手段としての「法律解釈」
3 法的決定を正当化する手段としての「法律解釈」
二 法的構成
1 直接的裁判規範命題と法的論理判断命題
2 法的論理構成――「法的構成」の(1)
3 法的概念構成――「法的構成」の(2)
4 論理構成および概念構成の物化(reification)
5 法律学と法的構成
第三章 ディンジョン・メイキング
一 コンフリクトと裁判
二 法的決定とその論理性の幻想
三 法的決定のメカニズム
1 事実の認定
2 法的価値判断
3 「法の不変性」
第四章 判 例
一 問題の所在――「判例」の意味
二 判例の拘束性(判決の先例性)
1 歴史的背景
2 我が国における問題の位置づけ
3 判例の「拘束性」の意味
4 判決の「先例性」の社会的基礎
――判決の先例性の特殊=現代的な意義
三 裁判の予見可能性
1 問 題
2 現象の予見ということの意味
3 裁判についてのSocial engineeringの
手段としての判例の意義
四 「裁判上の先例」についての裁判所および学説の態度
1 イデオロギーとしての「判例」の法源性
2 「判例」についての学説の発展
3 「判例」についての裁判所の見解
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「私法の方法論に関する一考察」について
――我妻法学および今日の法律学にとっての意義について――
一 はじめに
二 この論文の基本的な構想
三 この論文と我妻法学
法的構成
――法律学の課題に焦点をおいて――
一 問 題
二 我妻法学における方法論の具体的な姿と問題点
1 二種の法的構成の存在――「法律的構成」の重視の意義
2 条文の意味操作の重視
3 「判例」研究との関係
三 おわりに
「我妻民法学」について
我妻先生と私
弔 辞
解 題
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