ちくま新書1116
入門 犯罪心理学
2015年3月10日 第1刷発行
著 者 原田隆之(はらだ・たかゆき)
発行者 熊沢敏之
発行所 株式会社 筑摩書房
ISBN978−4−480−06824−8
C0211
目次
はじめ――新しい犯罪心理学への招待
メディアを通しての犯罪/犯罪心理学における神話
科学としての犯罪心理学/似非(えせ)犯罪心理学
犯罪心理学の専門家としての仕事
第一章 事件
侵入者/犯人/生い立ち/犯罪歴
結婚歴/職歴/犯罪のパターン
青年期限定型犯罪者/生涯継続型犯罪者
青年期限定型犯罪者と生涯継続型犯罪者の違い
犯罪者への対処/もう一つの大量殺人事件
加藤智大の生い立ち/ネットという居場所
秋葉原事件の理解/両者の等質性/両者の異質性
第二章 わが国における犯罪の現状
犯罪とは/構成要件該当性/違法性/責任能力
犯罪統計/窃盗/クレプトマニア/覚醒剤
諸外国における薬物事犯への対処/殺人/詐欺
累犯障害者/性犯罪/性犯罪者治療
逮捕後の流れ/判決確定後/非行少年に対する手続き
犯罪心理学者という仕事/拘置所の心理職
第三章 犯罪心理学の進展
犯罪生物学と生来性犯罪人説
フロイトの犯罪理論
スキナーと学習理論/認知の働き
社会学習理論/犯罪社会学/社会的統制理論
人間行動の複雑性/新しい犯罪心理学
わが国の現状/エビデンスに基づく犯罪対策
刑事の勘が生んだ冤罪
第四章 新しい犯罪心理学
犯罪における認知のはたらき
認知のゆがみが招いた殺人
犯罪心理学の研究方法/メタアナリシス
効果量/犯罪の危険因子
犯罪の危険因子ではないもの
過去の犯罪歴/パーソナリティ/
反社会的パーソナリティ:情緒的特性
反社会的パーソナリティ:思考的特性
遅延価値割引
反社会的パーソナリティ:行動的特性
反社会的パーソナリティ障害
サイコパス/反社会的認知
敵意的帰属バイアス/性犯罪者の認知のゆがみ
反社会的交友関係/残り四つの危険因子
生物学的犯罪研究/双生児研究と養子研究
攻撃性と遺伝/虐待と非行との関連
第五章 犯罪者のアセスメントと治療
リスクアセスメント・ツール/第二世代のツール
第三世代のツール/犯罪者の治療
犯罪者治療悲観論/その後の治療効果研究
治療の三原則/リスク原則/リスク原則適用の実際
ニーズ原則/反応性原則
個別的反応性と動機づけ面接法
犯罪者治療に関する実務的なルール/わが国の課題
第六章 犯罪者治療の実際
刑務所における犯罪者治療/リラプス・プリベンション
コーピングスキル訓練/認知の修正
渇望への対処/マトリックス・プログラム
J−MATの効果/性犯罪者治療
性犯罪者治療におけるリラプス・プリベンション
病院での性犯罪者治療/治療効果
第七章 エビデンスに基づいた犯罪対策
思考実験/関連性の錯誤/誤った犯罪対策の危険
効果のない犯罪対策/エビデンスをどう活用するか
キャンベル共同計画
おわりに
主要な参考文献
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