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2016年02月07日11:36

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内藤陽介「それは終戦からはじまった」1996年

2015年に翻訳されたイアン・ブルマ「廃墟の零年」とあわせて読むとより楽しめます。戦後の勝者側の残虐なことはタブー視されていたようです。
 1996年1月発行ですから、もう20年になりますね。
 戦後70年になって9月2日や3日を第二次世界大戦の終了と考えている国があるという知識は日本でも普及してきました。 終戦後もまだ軍国切手は使用され、樺太では戦闘が行われていた。そして、台湾、朝鮮等の旧外地や戦地ではどうだったのか。郵便学者の視点で1945年8月以降の歴史を描く。
 
 国家の終戦は玉音放送によって国に知らされた。しかし、国内だけでなく、海外にいた日本軍将兵や、満州、朝鮮、台湾など旧外地にいた人々にとっては、別の次元で、戦争はまだ終わっていなかった。国家の終戦からこぼれ落ち、歴史書にも記されていない、混乱と苦難に満ちたさまざまな「終戦」のかたちを、明らかにする。

それは終戦からはじまった――新視点からみた戦後史
1996年1月10日 第1刷発行
著 者 内藤 陽介(ないとう ようすけ)
発行所 株式会社日本郵趣出版
発売元 郵趣サービス社
ISBN4−88963−524−6
C0021

目次

はじめに


第一章 占領軍がやってきた
  ・占領時代の開幕
  ・焼け跡の進駐軍
  ・検閲という名の圧力

第二章 コミュニケーション・ブレークダウン
  ・戦地と本土を結んだ軍事郵便
  ・断ち切られた絆
  ・復員郵便の開始
  ・非武装解除軍人郵便

第三章 私は貝になりたい
  ・平和に対する罪
  ・BC級戦犯の悲劇

第四章 斜陽・軍国切手の場合
  ・「勅額切手」騒動
  ・相次ぐ遡及告示
  ・追放された切手

第五章 ソ連参戦のもたらしたもの
  ・原爆投下とソ連の対日参戦
  ・満州国の崩壊
  ・樺太の戦闘
  ・シベリア抑留
  ・サハリン棄民

第六章 沖縄・日本の中のアメリカ
  ・米軍、沖縄へ
  ・沖縄の分離
  ・日本の中のアメリカとして

第七章 台湾・光復の虚実
  ・国民政府の台湾接収
  ・「新総督府」の下で
  ・国府の台湾移転

第八章 朝鮮半島・分断国家の誕生
  ・朝鮮と「終戦」
  ・大国が決定した朝鮮の「戦後」
  ・アメリカの南朝鮮占領
  ・ソ連軍の北朝鮮占領
  ・南北両政府の成立

終章 終わらない戦争・原爆切手騒動顛末記
  ・原爆切手発行計画の衝撃
  ・発行を主張する米郵政公社
  ・「原爆切手」は発行撤回へ

あとがき


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