《プロローグ》
時は江戸天保の頃・・・
(津軽藩弘前城曳家現場)
『アブねぇどーぉっ大八車が暴走してっど』
『炭と硫黄の大八だっずすよけべけあずっけ』
『いかんべよ行灯油の蔵に向かびらべしあもはぎ』
『あーあーあー』
(激突炎上大爆発)
『爆風で城が傾いていべけ』
『城の下に大工の源八がっ!』
『ああっ、お兄ちゃん』
『ギャァァァァ(グシャ)』
(武家屋敷)
ジンベエ:其の方、城普請再開資金のため公儀に寄進したいと?
フクロウ:へぇ左様で。
ジンベエ:南田屋、この不況の折公儀に寄進とはなかなか感心なやつだの、
といいたいところだが・・・
フクロウ:は?
ジンベイ:どうもこの件、おかしな所があってのぅ・・・
まず大八車が我が藩は東海佐吉の大八車のはずなのに
行灯蔵に突っ込んだのは日参のものであった・・・
それから検分した者の話しによれば大八の歯車が中立に入っておった。
炭の大八では考えられんことじゃ。
フクロウ:大型大八は苦手だったと言うことで御座いますかな。
ジンベエ:黙れ南田屋!
その方のオロシヤ密貿易、この代官が知らぬとでも思っていたか!
行灯蔵になぜ南蛮てぃねぬてぇ火薬があると思っているのかっ!
フクロウ:ははぁっ!さすがお代官様でございます。恐れいりましたぁ。
ジンベエ:と、茶番はここまでだ南田屋・・・
この代官は全てお見通しと分かってここに来たのであろう・・・遠慮無く申してみぃ。
フクロウ:お代官様には敵ないませぬな・・・
実はこの城普請、そのまま文字通り再開していただきたいのです。
ジンベエ:?止めたかったのではないのか?
フクロウ:さてとりあえず天守は石垣から動きました。
ジンベエ:お主のおかげで都筑の高層長屋みたいになってるけどな。
フクロウ:それもこちらで戻します・・・私どもはあの石垣の位置がほしいのです。
ジンベエ:なっなんだと南田屋?
フクロウ:私どもでそこに死者を弔う果実観音像を作りたいのです。
ジンベエ:バ、バカなことを申すな南田屋、あれは重要文化財、位置などどうにもならんぞ。
フクロウ:そうでしょうか、人柱のある縁起の悪いところなど天守など置きたがるものでしょうか?
私どもの果実観音で地を鎮めるのも無理とは言えないのでは?
ジンベエ:うーん・・・して出来んことはないが・・・いつからそんなに信心深く・・・?
!温泉を見つけたな南田屋?
フクロウ:流石お代官様、お察しが早い。
ジンベエ:平川の田舎から城下に出てきて何をするかと思えば、
地元を吸い尽くして出てきたわけか。
フクロウ:御懇意のお武家様の半分が改易になりまして・・・
ジンベエ:ならばなおさらだ、山吹色をたんまりと用意してもらわねば出来る話ではないぞ。
フクロウ:そこでお代官様、先ほどの寄進ですよ。
ジンベエ:む?
フクロウ:寄進が一割九分まで折り鶴に変わってしまうのは古来よりの習わし、
香港に豪邸で阿弗利加の子供の目は澄んでます。
ジンベエ:なるほどよく分かる言い分だ・・・
なんとかしてやろう。して最後に南田屋、どうして源八だったのかのぅ。
フクロウ:知ってしまったが不幸。くいの岩盤調べて温泉を見つけたのは源八でしてね・・・
ジンベエ:全く、業の深いものほど信心深いという、まさにお主のことじゃな。
フクロウ:もちろんお代官様もご利益があるほうで。
(ワハハハハ)
天の声:都筑じゃなかった続きはリンゴ観音ではなく閻魔様の前でするが良い。
ジンベエ:む!なにやつ!
フクロウ:こ、こいつはいつぞやの浪人
浪人:ジンベエよ、余の顔を忘れたか。
ジンベエ:う、う、上様か・・・しかしここは津軽、
上様がこのような言語不明の蝦夷に来るはずがない!
皆の者であえーっ、コイツは上様の名を騙るキ千ガイじゃ!斬れ斬れ。
(立ち回り)
ベルーガ:成敗。
(完)
小熊猫:なんだこりゃぁ!
ペンギン:曳家でここまで話膨らますかぁ?
城が70メートル移動する“曳屋”って何? 動く弘前城を目撃してきた
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=3819745
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