イリノイ州。 ハドンフィールドという小さな街で、15年前に起きた殺人事件。それは、マイヤーズ家で起こった。ハロウィンの夜、6歳の少年マイケルが姉を包丁で刺し殺したのだ。
15年後。マイヤーズ宅は空き家となり、近所の子供たちにはお化け屋敷として恐怖の対象となっていた。そんな子供たちの一人トミーの子守をしている高校生ローリーは、ハロウィンの夜にも子守バイトの予定を入れていた。向かいの家では友人のアニーも子守バイトをやっている。アニーは、夜にチビたちが寝たら親友リンダも呼んで遊ぼうと考えていた。ローリーも誘われていたが、彼女には一つ心配事がある。昼間から、どうも見知らぬ男に尾けられているようなのだ。まさかハロウィンの日に現れるブギーマンかしら⁈まさかねー…と思っていたら、とんでもないことになる。





先週から引き続きカーペンターを観たくて借りたのが「ハロウィン」。細部は全く覚えてなかったので、結構楽しめました。これって、スラッシャー映画の雛型ですよね。エッチなティーンが殺人鬼に殺されていくという展開、殺人鬼目線で一人称カメラ(ステディカム)の長回し、死んだと思ったら死んでないというお約束、外で吠えてる犬が突然吠えなくなって殺人鬼に殺されたのを示唆する描写…全てこの映画に揃ってます(笑)。
今回借りたのはBDなので、100分版よりも短いバージョンだったのですが、特典が充実してたのが良かったですね。
この映画、制作費32万ドルですよ。完全にインディーズですよね。出資者も、カーペンターが提示した予算30万ドルに対し「…嘘だろ?」と思ったそうです。アシが出た2万は、ドナルド・プレザンスの追加ギャラですから、カーペンターはほんとに30万で納品したんですね。さすがです。
プレザンスといえば、カーペンター映画ではニューヨーク1997にも出ましたが、ハロウィンのオファー時には「カーペンター?誰それ?」状態だったそう。娘がたまたま要塞警察を観ていて、音楽も良かった…程度の感想を聞いて、出演を了承したのだとか。結果、ハロウィンシリーズの牽引者になるんですから、世の中わかりませんね。記者に「ルーミス医師役を降板する気はありますか?」と訊かれたプレザンス、「あるよ。22作目以降にね」と答えたそうですから、かなり愛着あったのでしょうなあ。
インタビューでは、いろんな裏話が聞けました。カーペンター本人が認めているものでは、ブギーマンの造形は「顔のない眼」と「ウエストワールド」の影響を受けているそうです。納得ですね。ちなみにあのゴムマスク、実は元は、おもちゃ屋で売っていた宇宙大作戦のカーク船長のマスクなんだとか。だから「シャトナーに感謝だよ」とカーペンターは笑ってました。また、劇中「遊星よりの物体X」がテレビで放送されてるのも、カーペンターファンには感慨深いものがありますよね。もちろん後年リメイクをするわけなんですが、この物体X、実はハワード・ホークス製作なんですよね。ホークスマニアであるカーペンターならではのチョイスでした。
あと、ブギーマンの実名…マイケル・マイヤーズって、誰だか知ってます?マイヤーズさんは、ロンドン映画祭で「要塞警察」を出品させてくれた映画関係者。この映画祭で「要塞警察」の評価が逆転したことが、カーペンターの成功につながりました。その感謝を込めて、ブギーマンにマイヤーズと名付けたんだって。面白い話だなー(笑)
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