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2015年11月15日01:33

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「ベストアンドブライテスト」下巻


2009年の3巻本のさいごです。ジョンソン大統領からニクソン大統領初期までです。 もとは1972年の本ですが、1982年の当時2歳の娘にあてたハルバースタムの書簡がおさめられています。


下巻は北爆(北ベトナムの戦闘機による爆撃)開始とそれが効果がないのにもかかわらずやめられない状態がずるずると描かれています。


 ベトナムの声(かつてのハノイ放送)をごぞんじでしょうか。日本語放送もあり、1日4回30分番組を日本向けに短波で放送しています。インターネットで聴くこともできます。興味があればVOV5で検索してみてください。2015年は独立70周年とベトナム戦争終結40年ということで数々の特別番組がくまれていました。
 現在の良好なベトナムと米国との関係をみるにつけ、ベトナム戦争での資源と人命の無駄はどういうことだったのか、とくに撤退したからといって切腹ものとか失脚して全財産失うというような状態ではない、せいぜい次期選挙にでれないというレベルで地位が安泰なジョンソン大統領・ニクソン大統領はなぜ撤退の判断ができなかったのか、個人の資質というよりアメリカという社会や政治組織の問題なのか。これはいまもつづく問題です。民主主義国が平和勢力となるとはかぎらない(あたりまえといえばあたりまえですが。ギリシャ・ローマの歴史をしればわかりますよね)し、軍を制御できない場合もあるわけです。
ベスト&ブライテスト 下巻
アメリカが目覚めた日
The Best and the Brightest
2009年12月15日 初版発行
著 者 デイヴィッド・ハルバースタム
訳 者 浅野 輔(あさの たすく)
発行者 黒須 雪子
発行所 株式会社 二玄社
ISBN978−4−544−05308−1
C0098

目次

第20章 偉大さに憑かれた大統領
第21章 ペンタゴンの戦争ゲーム
第22章 ジョンソンの内なる戦い
第23章 泥沼に築かれる記念碑
第24章 汚い戦争と将軍たち
第25章 真実を知らされない国民
第26章 クレディビリティ・ギャップ
第27章 戦争とインフレと偉大な社会
第28章 歴史の流れに逆らった人たち
第29章 出口のないトンネル

著者ノート
記念碑的な名著――訳者あとがき
参考文献
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