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2015年11月11日17:23

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水曜クビクビ日記346:「グラスホッパー」

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ハロウィンの夜。人でごった返す渋谷駅前スクランブル交差点に暴走車が突っ込み、多数の死傷者が出た。犯人は薬物中毒の男だったが、彼は闇の薬物ネットワークを牛耳るフィクサー・寺原親子に操られていた。親子は、事件によってドラッグ取締りが強化されるとライバル組織が潰れ、市場を独占できると目論んだのだ。
暴走事件で婚約者を失った中学教師・鈴木は、ショックから抜け殻のような生活を送っていたが、ある時、「事件の黒幕はフロイラインの寺原だ」という情報を得る。そこで鈴木は、復讐のため契約社員としてはフロイラインに潜入する。フロイラインは、やせ薬としてドラッグを売りさばくキャッチセールス事務所。だが寺原は姿を見せず、幹部の比与子が取り仕切っていた。ところがある日、キャッチした女を比与子が拉致すると、女好きの寺原ジュニアが鈴木の前に現れることになった。復讐のチャンスが訪れたことで緊張する鈴木だが、やってきたジュニアは鈴木の目の前で「押し屋」と呼ばれる殺し屋に殺害されてしまう。比与子に命じられ、押し屋を追跡することになった鈴木だが…


『グラスホッパー』。伊坂さんの代表作を、「脳男」の瀧本智行が映画化。生田斗真が鈴木を演じています。


うーむ。



ま、及第点だとは思うんですよ。アクション演出は、工夫も無く既視感もあるんだけど、まあ満足なアガリ具合。冒頭の暴走シークエンスも「よく撮ったなー!」と思わせる、流石「プロローグだけは凄い良い出来」でおなじみの瀧本監督の腕。生田くんお得意の、イケメンなのに情けない役ってのも上手かったです。

難点は…

鈴木と並ぶ主役・蝉&鯨が、あまりにも鈴木のスジに絡んでこない点。原作通りなのかもしれないけれど、この二人の話の時は鈴木の話が文字通り「停滞」しちゃうんですよね。寺原らの預かり知らないところで二組がやり合ってるから、全く独立した話に見えちゃう。最後に皆が一堂に会することに関しては一応スジが通っていて、るろうに剣心みたいな不自然さはないんだけど、やはり二つの話が絡み合わないと、映画のテンポもおかしくなってしまう気がしました。

あと、最後にドヤ顔でネタばらしするのもエレガントじゃなかったなあ。「押し屋」を追跡するのが鈴木であるという前提で話が進んでいるように見えるけど、そうなる保証は無いよね?鈴木の人柄に賭けすぎな作戦に見えなくもありません。

…とりあえずギャラクシーよりは楽しめるので、マンガ映画化にもテレビの映画化にも興味無い邦画ファンは、真っ先に観るべき一本かな(笑)
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