7月に101歳を迎えた田布施町の現役スイマー、長岡三重子さんが、長年スポーツを続けて高い評価を受けた個人などをたたえる日本体育協会(東京)の「日本スポーツグランプリ」を受賞した。内外の水泳大会で数々の世界記録を打ち立てたことなどが評価された。25日に和歌山県で行われる授賞式に自ら出席することにしている。
長岡さんが水泳を始めたのは80歳の時。趣味の能で痛めたひざのリハビリがきっかけだった。当初はプールを歩いたり、短い距離を泳いだりしていたが、楽しさに目覚め、大会に出場するようになった。
91歳で本格的な指導を受け始めると、実力は急上昇。背泳ぎや自由形などで次々に記録を塗り替え、現在も25の世界記録を保持する。今年4月に松山市で開かれた短水路大会の1500メートル自由形(100〜104歳の部)では、3度目の挑戦で世界初の完泳を達成した。
日本スポーツグランプリは2006年に始まり、10回目。規定ではおおむね50年以上のスポーツ歴が必要で、長岡さんは達していないが、「数々の新記録を作った活躍は、まさに前人未到」(日本体育協会担当者)と特別な評価を受けた。
「情熱と努力」が信条。書道展に出品するために今年に入って制作した作品には、この言葉をしたためた。大会で得られる達成感が、次の挑戦に向けた努力の原動力になっているという。現在も大会やイベントへの参加を続けている。
「(受賞は)一生懸命、頑張ってきた結果で、ありがたい。105歳までは現役で努力し続けたい」。笑顔で話す長岡さんは、今後も新たな記録にチャレンジしたいと考えている。
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