東北の仏像写真展を見に行く。被災地復興の祈りを込めて、写真家が東北6県を回ってカメラに収めた、各地の仏像を展示するというもの。
ウチの地方からも1体、円空仏がセレクトされていたけれど、他所の地域に比べると極端に数が少ないわけで、ちょっとだけさみしくなった。
現物ではなく写真なので、最初は「微妙かな」と思っていたけれど、実際に見てみると、写真からでも仏像の個性が十分感じられて、結構長い時間見入っていた。決して高くない入場料で長く楽しめたのだから、コストパフォーマンスは良かった。
まぁ比べてみると、やはり平泉の仏像がブッチギリで完成度が高いのだけれども、ボケーッと眺めている分には、地方のお寺に納められている、造形が素朴過ぎて何仏なのか判別不能なものの方が面白く感じる不思議。
微妙に弱そうな金剛力士像。『踏み出しが浅く どことなく控えめな印象』という説明文が、あまりにも「物は言いよう」だったわけで、思わず吹き出してしまいそうになった。今回のMVP。
地味といえば地味な展示なので、私とツレ以外の入場者は数人、みんな年配だった。いかにも「マダム」という1組が、延々と会話しながら観ているのには閉口させられた。
まぁ会話の端々で仏像を褒めていたので、それだけ感動してたんだと思うし、それは結構なことだと思うのだけれども、あれだけ途切れなく話し声が聞こえてくると、さすがにちょっと気になる。
仏像の中には、今週の大雨で堤防が決壊、大きな被害を出した地域のものもあった。何とも言えない気持ちになった。
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