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2015年08月27日19:11

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「パラダイムでたどる科学の歴史」2011年

パラダイムでたどる科学の歴史
2011年6月25日 初版発行
著 者 中山 茂(なかやま しげる)
発行者 内田眞吾
発行・発売 ペレ出版
ISBN978−4−86064−279−2
C2040

目次

第1章 「科学」と「科学史」をどう読むか
  「パラダイム」で読むと科学史はもっとおもしろい
  「パラダイム史」という方法
  「通常科学」は知的冒険とはいえないが進歩するもの
  そもそも科学とは何か?
  「科学とは伝達できる知識」である
  「近代」はルネサンスや宗教改革から始まったというけれど
  「近代科学の成立」によって「近代」は誕生した
  「科学史」なのか、それとも「科学技術史」なのか
  科学者がやるものが「科学」、技術者がやるものが「技術」
  文学の誕生によって「科学」も生まれた
  古代ギリシャからアラビアへ、そしてまたヨーロッパへ
  中国の科学は別の伝統を守ってきた
  古代ギリシャでは学者は議論ばかりしていた
  「アリストテレス著作」とはどんなものだったのか
  写本から写本への時代に正当版はなかった
  西洋の学問は「耳と口」でやり、東洋の学問は「目」でやる
  早くから紙がメディアとなった中国では、西洋とは事情が大違い
  中世スコラの学問とアリストテレスの3科
  議論することが学ぶこと、論理重視が限界に
  スコラの学問が行き詰まったところで近代科学の成立へ
  中国の三大発明を超える大発明は官僚制
  なぜ東洋に科学革命は起こらなかったのだろうか(ニーダム・パズル)
  
第2章 天動説から地動説へ
     ――コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ケプラー、ガリレオ
  科学の精神を決定づける大発見・大証明とは
  科学史上の5パラダイムシフト
  ニュートンによる力学的自然観の成立
  クーンはパラダイムシフトを「科学革命」と呼んだ
  コペルニクス、ティコ、ケプラー、そしてガリレオ
  実に2000年も続いたアリストテレスの宇宙観
  キリスト教的コスモスへの挑戦
  天動説を集大成したプトレマイオスの『アルマゲスト』
  天動説でも惑星の動きは正しく計算された
  地動説・天動説は、西洋では、太陽中心説・地球中心説
  コペルニクス的転回は容易に展開しなかった
  死期が迫るまで刊行されなかった『天体の回転について』
  コペルニクスとケプラーの理論を合わせて「地動説パラダイム」を
  円か、楕円かも、太陽中心にしてみたら
  コペルニクスに対する当時の天文学者の反応
  ケプラーの美学が生みだした楕円軌道
  望遠鏡以前最高の天文学者ティコ
  コペルニクス以後の地動説のメリットは?
  ガリレオは手製の望遠鏡で地動説の証明を試みた
  ガリレオの悲劇はどんな背景から生まれたのか
  法王庁が誤りと認めたのは20世紀末
  19世紀に望遠鏡の精度が上がって地動説の証明完了

第3章 「17世紀科学革命」――ニュートン・パラダイム
  職人、技術顧問、軍師としてのレオナルド・ダ・ヴィンチ
  グーテンベルクの活版印刷術
  写本から本、さらに雑誌の誕生
  誕生というパラダイムで
  イギリスとフランスの雑誌事情は
  望遠鏡も顕微鏡もパラダイムであった
  フックや野口英世が顕微鏡で見たものは
  近代科学が成立したのはやはり17世紀だった
  近代科学の成立前の第2の科学「占星術と錬金術」
  「天変占星術」と「ホロスコープ(宿命)占星術」
  西洋の「錬金術」と中国の「錬丹術」
  近代化学につながる流れはベーコンからボイル
  生物になぞられる有機体論から機会になぞられる機械論へ
  広場の塔の機械時計は機械論の象徴的存在
  デカルトは機械論的哲学の創始者
  粒子論からニュートン・パラダイムの誕生へ
  通常科学の無限の可能性を引きだす
  あらゆるものが力学的自然観で解決できる…
  なぜ史上最大のパラダイムなのか

第4章 産業革命から化学の時代へ
  18世紀前半の科学史上の空白とは
  産業革命と蒸気機関
  ワットとニュートンコメンの蒸気機関比較
  職人の伝統世界から誕生したワット
  熱の正体「カロリック」は元素である?
  熱とエネルギーの関係(エネルギー保存の法則)
  ラヴォアジェの化学革命
  ラヴォアジェ・パラダイムによる通常科学への道
  通常科学が進めた有機化学
  有機化学の祖先、リービッヒ
  科学の専門職業化「化学の時代」を引っ張った薬屋
  欧州各国の大学事情は

第5章 19世紀、化学の時代を育んだ大学
  19世紀こそが大学の世紀
  近代科学の「方法」とは?
  論争で興隆したドイツの大学
  新しい講座とサブ・パラダイム
  科学の中心の移動
  ドイツに規範をとった日本
  イギリスにおける工業と大学の関係
  フランスにおける工業と大学の関係
  ドイツにおける工業と大学の関係
  「工学」という学問について
  政府の仕事としての研究
  ダーウィンの進化論とソーシャル・ダーウィニズムの流行
  進化論はパラダイムといえるのか
  時系列変化としての進化論・宇宙進化論
  地質学は歴史家
  地質学ではプレートテクトニクス理論が最初のパラダイム
  掘削技術の進歩とコンピュータ・シュミレーションの技術
  「病原微生物学のパラダイム」とノーベル賞
  電子顕微鏡の登場と入れ替わるように亡くなった野口英世
  独立した学問となった数学
  応用ではない純粋数学
  電気や磁気の場の話
  エネルギー派VS原始派

第6章 20世紀は物理帝国主義から生物・生命の時代へ
  マクロからミクロへ
  量子力学が大きな影響力を示す
  物理学者とも化学者ともいわれたキュリー夫人
  すべての現象を覆う、物理帝国主義というイデオリギー
  粒子と波の相補性の原理
  量子力学には複雑で膨大な計算が必要
  1905年、アインシュタインの相対性理論
  アインシュタインと湯川さん
  物理学と化学と生物学の関係
  「メンデルの法則を再発見した年」
  遺伝子構造、二重らせんの発見
  ノーベル賞をもらえなかったロザリンドという女性
  第三の男、ウィルキンス
  パラダイムの先取権と通常科学の先取権
  分子生物学のパラダイム論
  社会の利害と純粋科学のパラダイム
  遺伝子組み換えとアシロマ会議
  日本でもガイドラインをつくる
  生命科学を社会がどう受け入れるか
  後の祭りにならないように
  科学批判に目覚める科学ジャーナリズム
  遺伝子工学の伸び
  エコロジーは生命科学とは別の道
  エコロジー・パラダイムはポスト通常科学

第7章 21世紀を支配するコンピュータ、デジタルのパラダイム
  コンピュータは機械論ではない
  コンピュータ・パラダイム
  「電子計算機」から「コンピュータ」へ
  「実験」と同じくらいの重要度を持つ「シミュレーション」
  電卓の出現
  通信パラダイム、インターネット
  平面的なネットワークの感覚で社会がつくられる
  70年代の開放の精神
  インターネットによる発表と先取権
  論文発表とオープン・アクセス
  紙の本文化とは違った存在様式
  便利になることで学問の質が変わる
  技術というものは若い人に選択されて伝えられてゆく
   ――星野芳郎との論戦
  テクノナショナリズムとテクノグローバリズム
  テクノグローバリズムと技術移転

第8章 科学と社会の関係ということ
  科学技術と社会の問題――STS
  クーンとラヴェッツ
  軍司科学技術はポスト通常科学
  ウオラスティンの世界システム分析
  科学啓蒙主義の崩壊
  STS――「科学史」のパラダイムのはじまり
  サートン、ヘッセン、バナール
  旧左翼から新左翼へ――科学史家の転換
  既成のディシプリンというのは
  政府によるSTSへの反応
  私にとって、クーンとは?
  STSという研究教育プログラム
  GMO――輸出国と輸入国の経済的問題
  市民の見方――唐木順三問題
  これからの科学史
  女性からの見方
  植民地のこと
  資料のこと、デジタルのこと
  

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