19日は、爆睡していた中、真奈美さんに起こされた。
朝食が6時半からだったのだが、お腹の空いた真奈美さんが
「汁さんいつ起きるの?
お腹空いたから朝ごはん食べたいんだよ!!」
と、インデックスさんになっていたから仕方が無い。
6時半に一階のイタリアンカフェ「アゼリア」で朝食。
内容は和洋のバイキングで、私は典型的な朝ごはん。
真奈美さんはパンと洋食をチョイス。
朝食だと云うのにイクラの醤油漬があったりして一杯欲しくなる。
と云うか、ビールを呑んでる人もいた。
見れば片隅にサーバーがあった。
流石に朝からビールでは、真奈美さんに怒られるので、我慢。
その変わりに、カレーを食べてみた。
オムレツがあったから、特製のオムカレーにしてみた。
8時前にチェックアウト。
これだけ内容充実で、二人で29000円はお買い得だと思う。
駅へ出て、バスのチェック。
真奈美さんには行き先を告げて無いから、色々と聞いて来る。
なので
「石巻湾の島巡りに行くよ」
と答えたら
「田代島にも行く?」
流石は真奈美さん、田代島を御存知だった。
石巻駅前発8時半のミヤコーバスで石巻港へ向かう。
市内循環のこのバスは、港までかなり大回りする。
海岸添いは、何も無い原っぱだが、元から無いのでは無く、色々とあった雰囲気が残っており、震災の津波の凄まじさを物語っていた。
石巻港で網地島ラインの乗船券を買う。
出港は9時で、既に高速船ブルーライナーは停泊していた。
そして、既にかなり乗船していた。
ブルーライナーが港を出ると、かなり揺れる。
船長から
「本日は波浪が酷いので」
と放送が入る。
実際、前後左右にかなりうねっていた。
天気は良いのだが。
47分程で、田代島の大泊港に到着。
猫さんがお出迎え。
此方は集落として規模は小さく、猫さんも少ないと聞いていたから次の二斗田まで乗る。
その二斗田港に着いたら、沢山の猫さんがお出迎えして呉れた。
正に、猫の楽園。
しかし、ここで予想にもしていなかったトラブル発生。
一眼デジカメにエラーが出て、何度電源を入れ直しても復旧しなくなって仕舞った。
今まで撮影していた画像データも見られなくなって仕舞った。
他に手段が無く、AndroidとiPhoneでの撮影を余儀無くされた。
気を取り直して、先ずは猫さんを奉る猫神社へと歩いて見る。
流石は猫島、彼方此方から猫さんが現れる。
至福の一時。
山道でも、道の真ん中に現れる。
貢ぎ物を渡さねば、通して貰えないかの如くに、立ち塞がる。
山道を歩いて、猫神社に着いた。
田代島では、猫は「大漁を招く」存在として、昔から大切にされて来た。
そんな中、岩が猫に当たり死んでしまうと云う事があった。
島の総元締めは、常に大事にしている猫だから可愛そうなことをしたと心を痛め、その死んだ猫をねんごろに葬り、猫神様として祭ったと云われている。
大泊まで来たら、船を出迎えて呉れた猫さんがいた。
此方は、猫さんも観光客もおらずひっそりとしている。
漁師が一人、何やら作業をしており、魚を猫さんに投げ与えた。
取れ立ての魚をかじる猫さん。
しかし、ここで田代島の厳しい自然の掟を目の当たりにした。
後ろからもう一人の猫さんが、近付いて来る。
そして、一瞬の隙を付いて横取りして仕舞った。
そのまま、魚をくわえて脱走。
呆然と立ち尽くす猫さん。
自然の掟とは云え、余りにも可哀想だったから、持ってきたカリカリを全てあげた。
隣の子とは仲良しらしく、何時も二人で一緒にいた。
大泊の鎮守様である鹿嶋社にお参りして、二斗田へ戻る。
山道には猫さんはいないのだが、帰りの山道には猫さんが一人、近付いて来た。
さっきカリカリを全てあげて仕舞った事を少し後悔した。
二斗田に戻ると、相変わらず沢山の猫さん達がいた。
もうカリカリは無いと云うのに、袋を襲う猫さん。
油断すると、この有様。
思い切り観光客慣れしているから、全く逃げないし、モフモフし放題。
膝の上にも乗って来る。
二斗田の集落は、何処に行っても猫さんだらけ。
だから、観光客も二斗田に集中している。
しかし、民宿等はあっても、食事を取れる場所やお店は無いので、何かしら持って来ないとならない。
今回はパンを持って来た。
簡易郵便局を改装した、オリジナルの猫グッズを売ってるお店があったので、寄ってみた。
色々と購入し、デッドストックだった絵葉書セットも購入した。
そろそろ帰りの船の時間なので二斗田港へ向かう。
14時12分の網地島ライン3便に乗船。
行きと同じブルーライナーであった。
大泊では、さっきの猫さんがお見送り。
田代島を後にした。
帰りは波も穏やかで、快適な航海であった。
石巻港には15時に到着。
しかし、タクシーが1台しか無く競争に破れて仕舞う。
仕方が無いので、駅まで徒歩で移動する。
と云っても、2キロ程度なのだが。
石巻から16時3分発の陸前小野行きを待つ。
仙石線は先の震災により未だに全線復旧していない。
時間もあったから、土産物屋を覗いて見る。
16時3分の陸前小野行きはキハ110気動車。
完全電化し、首都圏並の国電205系が走る仙石線のホームに、気動車しか停車していないとは。
仙台の近郊電車区間たる仙石線ですら、こんな状態なのだから、三陸の山田線等の復旧が全く進んでいないのも頷ける。
途中、陸前赤井にて試運転の列車と交換したが、これが痛電。
正確には205系3100番台タイプ仙石線「マンガッタンライナー」と云うらしい。
臨都閣下には、是非ゾル大佐のコスプレで御乗車頂きたい。
残念な事に、「ゴレンジャー」のイラストが建物の影になり撮影出来なかった。
16時17分、矢本に到着。
ここから仙石線列車代行バスが出ている。
16時21分の発車。
仙石線沿いの国道を走る。
随所に、震災の津波の傷跡が残っている。
仙石線も一部区間では、未だに道床も流され、線路も無い廃線状態の儘だった事に衝撃を覚える。
17時3分、松島海岸に到着。
少し時間があったので、海辺を歩いてみた。
云わずと知れた日本三景の松島。
真奈美さん、日本三景完全制覇。
完全制覇の感想を聞いてみたが、言葉を濁された。
17時40分の仙石線あおば通行きに乗車。
車輛は205系だった。
18時17分、仙台に到着。
18時57分発の新幹線「はやぶさ28号」に乗車した。
座席は10号車3番BC席。
号車でピンと来る方もいると思うが、この車輛はグランクラス。
グリーン車より上に位置する特別車輛。
真奈美さんもご満悦。
軽食に舌鼓。
仕出し弁当並の質を誇る。
ビール一缶に、酒を四本空けたから、気が付いたら上野の手前だった。
真奈美さんに
「来年はグランクラスで北海道へ行こうね」
等と話して、20時32分に東京着。
20時50分の「のぞみ」に乗り継いで、京都へ。
流石が疲れたのか酒が回ったのか、京都の手前まで爆睡していた。
昨日、パソコンでSD カードをチェックしていたら、カメラがおかしくなる直前の画像に、黒い影が入っていた。
恐らくはシャッターにトラブルがあると思い取り合えず修理に出した。
しかし、連休前で混雑している為、29日は勿論、下手したら来月の御影公会堂にも間に合わない可能性がある。
そして、修理も今回が三度目。
買い換えた方が良いのだろうか。
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