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2014年12月16日02:07

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次世代の党についてダラダラと……

さて。

衆院選の結果を見て、地味〜に堪えている。

0増5減の定数の中、安倍自民党がほぼ選挙前と同じ議席を確保したのは天晴れだったし、
公明党と併せて3分の2を越える議席を確保したのは大勝利と言って良い。
(ちなみに、より正確には「与党の圧勝」ではなく「野党の圧倒的敗北」と呼ぶべきだろう)

安倍政権の打ち出す政策の全てに賛成できるわけでは無いが、
こと国防と外交に関しては現政権には文句のつけようが無い。
それが長期安定政権への道を開いてくれた。有難い。

地味〜に堪えているのは、次世代の党が壊滅的な議席減となった点である。


率直に言えば、党としての次世代は未知数だし、
掲げていた政策にも首をかしげたくなるものが散見された。
だが、次世代には是非とも国政に戻ってきて欲しい方達が多くいた。
従軍慰安婦問題をはじめとして、安倍政権下で彼らの国会質疑が果たした役割は大きかった。

日本が自力で国を守れる体勢を整えるためにも安倍自民には安定政権となって欲しかったし
そこにはまともに国益を考えてくれる野党が欲しかった。
(ちなみに共産党の存在は否定しないが、一桁台の前半が理想的な議員数だと考える)


正直、自分が二人いれば、一人は安倍政権を支え、一人は次世代を守りたかった。
だが、自分は一人しかない。
どちらをより優先すべきかと言えば、安倍政権の存続と安定であることは疑いがなかった。


私自身は小選挙区に自民、比例区に次世代を選んだ。
(これが多分に情緒にひかれての投票行動である自覚はあった。
なにせ私が戻ってきて欲しい議員達は、皆、他ブロックの比例区に出馬していたのだ)


結果は2議席。

戻ってくれることを切望していた中山成彬さんはついに国政に戻れなかった。
失言癖はあるがまっすぐ切り込む西村眞悟さんも、際物扱いされる田母神さんも、
国政の場にいたら面白い動きを見せてくれただろうに。



安倍自民も次世代も、どっちも欲しいんだ。
でも、自分は一人しかいないんだ。


今回、次世代が最後の頼みの綱にしたネット層が思いのほか動かなかったのは
おそらく、私と似たり寄ったりのジレンマを感じていたからではないのか……と思う。


今は、早すぎた。

安倍自民にとって長期安定政権への道を開くには今しかなかったが
次世代にはなんとも早すぎた。
次世代を好ましく思う層は、安倍政権をもまた好ましく思うからだ。


次の衆院選は最長で4年後。


ならば……と自問自答は続く。そのとき次世代はどこを狙えば良いのか?

地盤固めは必要だが、おそらく特定の組織票を望める状況にはならないだろう。
橋下維新の時のようなマスコミの追い風は望めない。
素晴らしい政治家は多くとも、大衆の耳目を惹けるスター候補がいない。

今回と同じく(ネットを含め)保守指向を持つ層はまず安倍自民を支えるだろう。
次世代に票を投じる保守層は、かなりコアな、「政治にきわめて関心の高い人達」だ。
それは堅固な基礎票になるだろうが、おそらく大きな票にはならない。

「理念」は票を集める最も非効率な手段だ。

つまり次世代の掲げる政治理念がいくら素晴らしくても
それは政治に強い関心を持つ層以外の票を呼び寄せない。

有権者を便宜的に右と左に分けて考えてみよう。
次世代の潜在的な支持者はおそらくディープな右の層。
それ以外の右に親和性の高い票は基本的に自民を選ぶだろうから、
右を狙うのは実は非効率だ。
左に親和性の高い票、つまり、今回共産党に流れた票はほとんど切り崩せないだろうから、
左近辺もまた狙うのは非効率だ。

つまり、左よりのすべてと右寄りのほとんどは捨てた方が良い。

となれば、狙うべきは潜在的に保守的な指向を持ち、自民党を選ばない=不信を持つ層になる。

要は、かつて雪崩を打って民主党に投票した【お灸】層だ。

ぼんやりと政治は意識しているし、律儀に投票にも行く。
だが、マスコミ情報以外にはほとんど触れず、政治の世界は基本的に汚いと思っている。
でも、韓国の謝罪要求にはウンザリしているし、サンゴの密漁に歯ぎしりをする。
特亜の傍若無人さに鬱憤を溜めつつも、既存の政党は頼むに足りずと由無く思い込んでいる。そんな層。


では、そんな層に効率的に声を届かせるには?


おそらくは経済だ。利は投票行動に直接に結びつく。

幸い、安倍自民は新自由主義的な経済指向を持っている。
そこで経済的国家主義……という表現が正しいかどうかわからないが、
国内生産と内需拡大を二本柱にし、自国産業を守ることを第一義に、適切な関税の正当性と必要性を訴える。

高齢者層はかつて護送船団方式と揶揄された官民一体となった経済進出を覚えている世代に、
若年層はなによりもまず働く場を求め、いまだ収入のあがらぬ世代に、
働く事を正当に評価され、莫大で無くても良い、正当な報酬の得られる社会を実現しましょう、と。
そのためには日本的価値観って大事ですよね、と。

僕ら日本人はずっと働くことに誇りを持つ、職人の国じゃないですか、と。

僕ら、今までの教育ですり込まれてきたより、ずっと素敵な歴史と誇りを持った民族なんですよ、と。

この言葉が耳に心地良く響かない日本人はいないだろう。


小選挙区は自民が友党である公明に遠慮して自前の候補者を立てない区を最優先に。
が、正面切って公明党を非難する必要は無い。

公明党が嫌いで、かといって自民の候補者も無く、
どうしろっていうんだ、と不満を溜めている有権者がいる選挙区で静かに動き始めれば良い。
強烈な保守色は表に出さずに、誠実に、真摯に、おだやかに。

今回、一部の候補者がやってしまったように、自民を口汚く攻撃してはいけない。

むしろ、安倍自民はいいですよね、と。
でも、ちょっと不安も不満もありますよね、と。
僕ら職人、現場で働く人間が、もう少し正当な評価を得て、幸せになっても良いですよね。
安心して子育て、したいですもんね、と。
そんな風にささやくことから始めてはどうだろう……などと思う次第。


まあ、とりあえず、平沼さんには党内の体制をもう少し作り込み、
党役員間で理念と政策をすりあわせ、揉み込むことからお願いしたいです。

今から始めましょうよ。

4年後、安倍自民の右側にきちんと柱を立てるために。
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