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2014年12月10日21:06

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北海道独り旅四日目 札沼線・増毛の旅

昨夜、定刻通り23時に函館に到着した。
続いて青森発札幌行きの急行「はまなす」に乗り換える為、待合室で待機する。
「はまなす」の函館発時間は1時23分だが、機関車を付け替えるので0時45分に入線する。
なので40分に改札を開始するそうだ。
同時に、青森行きの「はまなす」が発車した後、3時30分から4時30分まで駅を閉じる旨の案内もあった。
なので、終夜営業のネカフェ、カラオケ屋、居酒屋が無いか夜の町を彷徨いてみる。
雪が舞う厳しい寒さの中、周辺を歩いて見たが、ネカフェやカラオケ屋は見当たらなかった。
居酒屋はそこかしこにあるが、何処も0時まで。
遅くても2時までの営業では、始発までの待機場所としては使えない。
諦めの境地で駅へと戻った。

0時40分、改札が始まる。
海峡線を牽引して来たED79が汽笛も高らかに、ゆっくりと入って来る。
フォト
深夜でもあるので、駅員以外に鉄道警察も出場っている。
話を聞くと、札幌まで出張して、帰って来て、今ここで立会しているとか。
真にお疲れ様である。

「はまなす」が到着し、待ちわびた様に鉄道ファンが群がる。
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フォト
ED79の切り離しを撮影したあと、札幌側へ移動し、DD51の連結を撮影する。
フォト
機関車は勿論、重連。
「はまなす」自体がJRで唯一残った定期の急行列車。
しかも、日本の夜行急行の伝統を受け継ぐ客車列車で、寝台車と座席車の混結編成である。
一頻り撮影して、車内へ戻った。
今回は指定席を取っており、6号車8番C席。
フルリクライニングシートに改造された車輛で、実に快適。
ただ、自由席がガラガラで、一人で1ボックス使える位に閑散としており、指定席の方が込み合っている。
しかし、流石は元グリーン車のシートだっただけの事はある。
実に快適で、「はまなす」が発車して、次に気が付いたのは札幌直前だった。
札幌でも一頻り「はまなす」の撮影をして、札沼線の発着ホームへと向かう。
フォト
札沼線は北海道における私の未乗区間の中では群を抜いて長い路線でもあるが、行き止まり線であるのと、末端区間の本数の少なさ故、未だ乗車に恵まれない路線であった。

6時40分の石狩当別行きに乗車。
高校生を中心に割と混んでいた。
電化されていたのは知っていたが、まさか複線高架になっていたとは思わなかった。
高架は新琴似までで、あいの里教育大を過ぎると単線となり、郊外と云うイメージが薄れた。
7時18分、石狩当別に到着。
電化区間もここまで。
次の7時45分発新十津川行きに乗り継ぐ乗客はまばらだ。
発車まで車内で待機しといたら、次に到着した石狩当別行きから大量の高校生、それも男子ばかりが乗り込んできた。
そんな超満員のキハ40単行の新十津川行きは定刻に発車。
車内で高校生がラブライブの話題で盛り上がっていた。

石狩当別から僅か一駅、北海道医療大学に着くと殆どの乗客が降りて仕舞い、車内は疎らになった。
雪の平野を走るキハ40は、高校生を拾いながら走る。
そして、石狩月形で残っていた高校生中心の乗客を降ろし、車内が閑散とした。
この駅では列車交換の為、20分停車する。
係員がタブレットを手渡していた。
石狩当別行きが到着し、8時40分に此方も発車。
残された乗客は私一人。
人家も疎らになって来て、札幌近郊路線とは思えぬローカルな風景に。
札比内でようやく、一人乗って来たと思ったら浦臼で降りて仕舞い、再び私一人に。
下徳富でまた一人、乗客があった。
尤も、次が終点の新十津川。
結局、石狩当別からは殆ど一人だった。
札沼線はその名の通り札幌と、留萌本線の石狩沼田を結ぶのでこの名がある。
しかし、新十津川から石狩沼田は40年程前に、余りの閑散振りに廃線となった。
新十津川と云う地名は、奈良県の十津川村からの入植者が多かったから、この名が着いたと聞いた事がある。

次は滝川まで北海道中央バスで移動する。
乗り場は「新十津川町役場」とあり、意地悪く駅前には寄らない。
町役場まで来たら、バス停がありバスが停車していた。
しかし、行先を聞いても滝川行きでは無いと云う。
「新十津川町役場」バス停はもう一ヶ所あるらしく、町役場の敷地内とJAの前とにあると云う。
慌ててJAまで走り、無事に9時41分発の滝川ターミナル行きのバスに乗車した。
新十津川から滝川へは、石狩川を挟んですぐ近く。
15分程で滝川ターミナル。
バスターミナルの隣が滝川駅。
少し時間があるので、駅構内にある大澤製麺
の立ち食いそばを頂く。
なかなかの美味で、矢張り北海道は蕎麦所だ。
10時22分の特急「スーパーカムイ9号」に乗車。
13分で深川に到着。
向かい側に、11時8分発の留萌本線増毛行きが停車していた。
下り特急の遅れの影響で2分の延発。
深川を出て少し行くと、石狩沼田。
結構な山の中で、深川から留萌までは山越えの難所である。
途中、恵比島駅が「明日萌」になっていたが、何かの聖地なのだろうか?
北海道には「悲別」駅と云う先駆者もある。

留萌に到着し、列車交換の為15分停車。
その間にスタンプと入場券、そしてちょうどお昼だったから、名物の「にしんそば」を頂く。
何でも留萌はニシン水揚げ日本一だそうだ。
駅の立ち食いのくせに、松葉にも迫る味だったと云うのは誉めすぎかも知れないが、実際、旨い蕎麦であった。

留萌からは日本海に沿って走る。
そして、4分遅れの12時49分、増毛に到着。
増毛駅周辺は高倉健主演映画「駅 STATION」のロケ地として名高い。
駅前には吉松すず子が働く風待食堂も残されている。
フォト
慌ただしく撮影しようと走り回っていたら、凍り付いた駅前広場で派手に転けて締まった。
折り返し12時54分発深川行きに乗車。
客は私一人で、何気にネットでも見ようかとポケットを見たら、スマホが無い。
これは駅前で派手に転んだ時に落としたかて、舎熊と云う駅で下車。
取り敢えず、増毛駅目指して歩く。
距離は6キロ程だから歩けない事も無いが、早足で歩くと滑るから、歩きにくい。
タクシーもバスも無いので、最後の手段、ヒッチハイク。
たまたま仕事でこの辺りの漁師さんを回ってた若い営業マンさんに拾って頂き増毛駅へ。
駅前広場に入る直前に車を止めて、「ひょっとしてiPhoneですか?」と雪に埋もれたiPhoneを見付けて呉れた。
何度もお礼を云い頭を下げて、紙幣を幾らか包もうとしたが受け取って呉れず「その分、美味しいものでも食べて下さい、楽しいご旅行を」と笑顔で走り去って行った。
何とも男前な方でした。
本当に有難う御座います。

次の列車は15時43分の深川行き。
二時間近くあるので、増毛の町を散策してみた。
ただ、今の時期はシーズンオフらしく風待食堂等、全て閉まっていた。
それでも、旧商家丸一本間家邸宅は重要文化財で、外から見ているだけでも飽きない。
一通り見て、駅に戻る途中、「日本最北の酒蔵 國稀」と云う酒蔵があったので寄ってみた。
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なかなか旨い酒で、自宅に郵送してもらったが送料が矢鱈と高い。(送料だけで1300円)
考えて見たらここは北海道。
高くて当然か。
役場で増毛駅スタンプも押して、駅へと戻る。

15時43分の深川行きは、結構な乗客。
留萌では16時19分の発車まで、10分程停車する。
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しかし、売店等は全て店仕舞いをしていた。
田舎は夜が早い。
留萌を過ぎると辺りは真っ暗闇になって締まった。
景色も見えないから少し手持ちぶさた。
何となく日記を書きながらいたら、深川に到着した。
17時34分発の特急「オホーツク6号」に乗車。
昨日は4号車だったから、本日は3号車。
半室指定席で、車輛はキハ183の0番台。
この車輛もあと暫くしたら、引退するのだろう。
その時は、オホーツクもキハ261になるのかも知れない。

札幌からは、昨日と同じ「スーパー北斗18号」
函館からの列車が遅れていて、到着番線が5番線に変更になった。
それで、慌ただしく車内整備をして、「スーパー北斗18号」になる。
昨日より多少は多い。
そのせいか車内販売がなかなか来ない。
昨日は南千歳辺りで来たのだが、今日は苫小牧を過ぎてから。
駅弁を購入して一盞。
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酒は旭川の「男山」と、根室の「北の勝」
駅弁の中身も、980円にしては豪華。
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東室蘭でかなりの降車があり、7号車は私の他は一人だけ。
昨日より酷い。
そろそろ酒が無くなって来たのだが、また車内販売が来なくなって仕舞った。



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