続けて金田一〜
同じく“悪魔の”シリーズ!
『悪魔の手毬歌』や『悪魔が来たりて笛を吹く』、『悪魔の降誕祭』とか…
いや、シリーズじゃねー!
ただ単に同じ枕詞が付いてるだけで何の関係もないわー
つか『悪魔の〜』ってタイトル多すぎ問題。
(金田一シリーズ以外だと『悪魔の設計図』とかも)
この5つの中では『悪魔が来たりて笛を吹く』が悪魔っぽかったかな(『悪魔の降誕祭』のみ未読)
でタイトルの「百唇譜」ってなんだ?
と思ったら、物語中盤で説明が入りました。
「コマした女の唇拓を取って、その脇にその女の情報を書いた日記帳」
そんな訳の分からないものなの…って感じ。
ググってもこの作品しか出てこないから、ひょっとしたら横溝オリジナルワードやも知れんです。
(しかもエロ小説よろしく上の唇じゃなくて下のほうという…)
あらすじとしては
パトロール中の警官が路上駐車していた車のトランクから女の死体を発見した。
女は近くに住む中国人の嫁(日本人)だった。
この中国人は嫉妬深く、いつも嫁の動向を気にしていて、嫁の浮気を疑っていたのだった。
死体は心臓を鋭利な刃物で一突き。
そして、その傷口の血溜まりには、トランプのハートのクイーンが落ちていた。
で同日、今度は別の駐車車両のトランクから若い男の死体が発見される。
同じく胸を一突き。脇にハートのジャックのカードが落ちていた。
被害者を調べるとこの連続殺人は実は今回が始まりではなかったのだ!
1年前、歌手の都築克彦という男が殺害され、いまだ犯人が見つかっていないという事件があった。
今回の事件の被害者の若い男は都築の弟子の園部という青年だった。
都築はその容姿を活かして、女売春(おんなじごく)を行っていて、関係した女たちの唇紋を取り、「百唇譜」
を作成していた。
そして、それを使って、女たちを恐喝していたのだった。
警察は都築はその件で恨みを買い、殺されたのではないかと睨んでおり、「百唇譜」の行方を捜していたのだ。
そんな折、今回の事件が起こり、2つの事件は繋がっている。いや、前回の事件はまだ終わっていなかったのだ!
とこんな感じー
ちょいエロ。
いや、かなりエロ多め。
つか、それがメインって感じw
前回レビューの「悪魔の寵児」もそうでしたが後期の作はエロ多めで俗っぽいですなー
なんちゅうか、とにかく展開が遅い。
グダグダと無駄にどうでもいい説明が多く、なかなか先に進まない。
で特に盛り上がることもなく、あっという間にもう終盤に…
なんなのこれ…
これは2人しか死なないせいなのか?
それとも登場人物が少ないせいなのか?
どうにも小粒。
微妙〜
最後まで山場もなく、スーッと終わってしまった。
うーん、やっぱり金田一シリーズは地方舞台のほうが圧倒的に面白いな。
61点ぐらいかな。
普通すぎて、あえて言うことがない。
ただの探偵小説。
金田一作品であるで必要を感じませんね。
つまらないわけじゃないけど、面白くはないね。
無理に読む必要はないかなと。
そんな作品。
殺された奥さんのいい人さだけが救いって感じでした。
横溝正史 1976年2月25日 角川書店
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