ヴァナコク側へと通行すべく、一行は【比良坂ドラシル】を進む。
二国間の国境地帯には、侵略者達に反攻を試みる一団が根を張り、
トンネル地下街の狂騒の中、静かにその鋭い牙を研いでいた・・・。
-第4章-<迷府魔道>
【リリア】
ここが【比良坂ドラシル】か・・・。地下なのに広くて大きいの!
自然に出来た空洞を利用してて、遺跡とかもあるんだって。
【シルフィーナ】
このトンネルを抜ければ、その先はヴァナコクか・・・。
瞬間移動で戻れたなら、楽だったのであろうが・・・。
【リリア】
私にとって、ヴァナコクはまだ土地勘の無い場所だったから・・・。
それに、姫様、まだまだ先は長いんじゃない?
【シルフィーナ】
うむ。必要とあれば、アマツガルドに戻る事もあろうしの。
それにしても、この【比良坂横丁】、賑やかよのー!
色んなお店が所狭しと密集してて、ちょっとした市場ぞな!
【リリア】
何やらいい匂いが立ちこめてる!『魔民 ドラシル店』だって!
異世界から来た人達が、たくましく商売して生きてるんだね・・・。
【シルフィーナ】
国境地帯とはピリピリギスギスするものと聞いておったが・・・。
・・・そういえば、トールはどうした?
【リリア】
トールは、ほら、そこの露店で剣の砥石を探してるみたい。
【シルフィーナ】
ほう・・・誰かが近づいてきて・・・。酔っ払いかの?肩を叩いて・・・。
トールが振り払って・・・膝蹴り喰らって!?トールも反撃した!
【リリア】
エーッ!って、野次馬が集まって・・・これって・・・乱闘騒ぎ!?
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��比良坂ドラシル2
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・エリア:比良坂ドラシル
・ボス:竜宮ナユタ
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ヴァナコクへ再び戻った一行は【試しの台地】にさしかかる。
何の変哲も無いこの地に根ざすのは、試しを超えた不条理の気配。
彼の者は何を思って紅き力を振るう?それは誰にも分からない・・・。
-第5章-<隠されしもの>
【シルフィーナ】
【試しの台地】か・・・。わらわは帰って来たのだな・・・。
【ランストール】
緑も少なくて、なんだか住むのが大変そうな感じがするな。
【シルフィーナ】
そう見えるかトールよ。だがな、案外住み心地はよいぞ?
土地は肥沃だし、高原にある水場は美しく透き通っておる。
生命を育む上で必要充分なものは、全て揃っておるのだ。
【ランストール】
・・・姫様、ヴァナコクを乗っ取ったのは、どんな奴らだ?
分からないっていっても、ある程度の手がかりはあるだろ?
【シルフィーナ】
・・・分かっていることは、奴らは書の断片の力を使って、
異世界の者達の後ろで暗躍しているということだけ・・・。
奴ら自体の尻尾も、まるで見つけられていない状態なのだ。
だが、こうしてわらわ達が書の断片を集め続けていれば、
奴らも異世界の者任せには出来なくなっていくであろう?
どちらにしても、リリアがいる以上、書は完成させねばな。
それが、ミディハラを奴らから守る事に繋がるからの。
【ランストール】
奴らの正体や居場所さえわかればこっちから乗り込むのに!
【シルフィーナ】
急ぐでない、トールよ。乙姫様もおっしゃっていたであろう?
わらわ達は、わらわ達に進める道を、ただ進むのみぞ・・・。
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��試しの台地3
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・エリア:試しの台地
・ボス:魔導士メビウス
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自らの知識を取り戻した巫女姫が、改めて求める禁断の力・・・。
【英知の書】は、知るべき者のために知るべき事柄を示す神器。
禁書ゆえの閲覧許可を待つ間、一行はアマツガルドへ戻っていた・・・。
-第6章-<ファーストクラス>
【リリア】
わああー!うーみー!【天チュラ海】だー!
きれいだよ姫様!・・・って、どうして座り込んでるの?
【シルフィーナ】
リリアよ・・・わらわ達は、遠回りをしてしまった。
わらわは断片を拡散した影響で、知識を忘却しておった。
【英知の書】の事を、最初から計画に入れて動いていれば!
もっとうまく、確実に事を運べたというのに・・・。
そなたやトールを巻き込んだことも、本当に正しかったのか・・・。
【リリア】
やだなあ姫様。嫌だったら、とっくに逃げ出してるって。
・・・あのね姫様。私、親がいなくて、邪魔者扱いされて育ったの。
でも、トールはいつでも、そんな小さな私の味方でいてくれた。
だから、私も、何があってもトールの味方でいるって決めてる!
姫様を助ける事が、この世界の平和を取り戻すことに繋がる・・・。
トールはそう信じてる。だから私もトールと姫様を信じてるよ!
【シルフィーナ】
リリア・・・ありがとう。そなたはわらわの、かけがえのない友だ・・・。
【リリア】
えへへ・・・。それじゃあ、断片も集めつつ、いっぱい遊ぼうよ!
【シルフィーナ】
うむ、【鬼頁図書館】の入館許可が出るまで、しばし夏休みぞ!
【リリア】
あーんっ、もうっ、可愛い水着、持ってくればよかったよー!
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��天チュラ海2
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・エリア:天チュラ海
・ボス:磁界王マグナ
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【英知の書】閲覧のために、一行は【鬼頁図書館】へと辿り着く。
極寒の北の地ではドラシルの遊撃隊が、多くの禁書を守っていた。
ミディハラを脅かす者達の正体が、ついに明かされる時が来る・・・。
-第7章-<英知の書>
【ランストール】
・・・リリア?姫様はどうした?まだ受付にいるのか?
【リリア】
なんか手続きが長引きそうなんだって。だから先に戻ってきたの。
トールがこの本棚の海で、迷子になったら大変だからね。
【ランストール】
・・・【英知の書】について、何か聞いてきたか?
【リリア】
なんかね、本当は、禁書というのがそもそも王族に伝わる神器で、
あんまり普通の人にはその存在も教えちゃいけないらしいの。
でも、非常時ということで、少しだけ聞かせてもらってきたよ。
【英知の書】は、目を通したその人が真に求めるべき知識を、
その人に対して一生に一度だけ示してくれる禁書なんだって。
【ランストール】
一度だけ使える、何でも分かる書物、か。すごい話だな。
リリアの両親についても、求めて読めば、分かるのかな・・・。
【リリア】
うーん、それは、別にいいかな・・・。不思議と興味わかないし・・・。
・・・ここ、室内なのに冷えるね・・・。トール、そこ、座っていい?
【ランストール】
うわっ!こ、こら、向かい正面から膝に座ってくるなって!
【リリア】
あはは、小さい頃はいつもそうしてたなーって思い出して、つい・・・。
【ランストール】
つい、でやる事じゃないだろ!ほら、マント貸してやるから!
【リリア】
(・・・えへへ、トールの匂いがしてあったかい・・・)
�ゝ簡膿渊餞曖�
��鬼頁図書館2
�5簡膿渊餞曖�
�さ簡膿渊餞曖�
�サ簡膿渊餞曖�
・エリア:鬼頁図書館
・ボス:次元跳忍マガツ
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異種族の軍勢とドラシルがヴァナコク首都下に展開、激突する中、
一行はシルフィーナの手引きで深く静かに潜入を開始する。
全てはヴァナコクの平和を、侵略者の手から取り戻すために・・・!
-第8章-<鳴け聞こう我が領分>
【ランストール】
完全に市街戦が始まってるじゃないか。オレ達、出遅れたのか?
【シルフィーナ】
予定通りであるぞ。この隙に乗じ、わらわ達は城へと向かう。
奴ら・・・【虚神族(きょじんぞく)】からこの国を救うためにの。
【ランストール】
【虚神族】・・・そいつらがミディハラを支配しようとしている奴ら・・・。
断片と書の力を使って、他の世界すらも支配しようなんて!
【シルフィーナ】
奴らの正体について詳しい事は、まだまだ未知の部分も多いが、
その名と、次元を渡り歩くという生態が分かったのは大きいぞ。
事を為すには、常に名分というものが必要であるからの。
【ランストール】
それで、こうして、本格的な攻防戦が始まったわけか・・・。
【シルフィーナ】
時空の書を持つわらわ達は、敵の中枢を神出鬼没に抉る。
そうする事で、ドラシルが戦いを優位に進められるからの。
その上で、わらわ達は【虚神族】についても探る、というわけだ。
一気に進めても、緩急をつけても、どちらにしても有効な手ぞな。
【ランストール】
でも、時間をかければ、それだけ一般の人達にも被害が波及する。
大きな戦いでは常に、普通の人達が犠牲を強いられるんだぞ。
【シルフィーナ】
分かっておる。わらわもこの旅で様々な営みを見てきたつもりだ。
この身がどうなろうと、その輝きは守りたい・・・急がねばの!
�.凜.淵灰�首都1
�▲凜.淵灰�首都2
��ヴァナコク首都3
�ぅ凜.淵灰�首都4
�ゥ凜.淵灰�首都5
・エリア:ヴァナコク首都
・ボス:光魔王ルキフェール
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