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2013年03月18日09:55

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安倍支持で反TPPは矛盾かね?

別に矛盾しないと思うんだけどな???

私は、去年夏の李明博による天皇侮辱発言で心底腹を立て

 韓国って一体どういう国よ?
  ↓
 民主党は何故、韓国に好き放題言わせてんだ?
  ↓
 うわ。民主党、とんでもねえ政党じゃん。日本ヤバい!!

という経過をたどって政治むきの事柄に興味を持った。
「俄」も「俄」なので普通の人なら持っている政治の常識がほぼ、ない。
で、まあ、自分の知識がないことはわかっているので、
TPPがきわめて危険な条約だと理解してからは、
出来る範囲で、なるべく丹念に情報を追ってきた。


私が理解しているTPP関連の流れは以下の通りだ。


まず民主党政権下。

1)沖縄の基地移設問題で、鳩が盛大に「やらかして」日米の信頼関係がズタボロになった。
2)菅がアメリカの歓心を買うために「日本もTPPに参加するわ」と言ってしまった。
3)野田はさすがにちっとマシだったので、のらくらしていた。

まず、ここまでの流れで、日本は、たとえ政権が変わろうとも
「TPPなんか知らんもんね〜。参加なんかしないよ〜」とは言えなくなった。
そりゃそうだ。政権が変わっても日本は日本なんだから。

で、この頃、TPP反対派は真剣に日本が危ないと考えていて
(と言うか、本当に危なかったわけだが)
「民主党みたいなド素人集団が参加交渉などはじめたら
その時点で日本は終わりだ」と警鐘を鳴らしていた。

このあたりでTPP反対論者が盛んに言っていたのが
「交渉参加は婚約と同じ。一度テーブルに着いたら抜けられない」という主張。
(個人的には、その後の展開を理解するにあたって、この言葉が一番引っかかっていた)



次に衆院選挙時。


自民党は一貫してこう言っていた。
「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します」

個人的に、これはさすがに練れた言い方だなあ、と思っていた。

まずこの時点で、民主党はすでに日米の絆をズタボロにした挙げ句、
なんとか修復しようと「TPP交渉に参加しま〜す」と言っちゃってた。

ゆえに、政権を取り戻すことがほぼ確実視されていた自民党としては
どう転んでも「TPP交渉には参加しませんよ」とは言えなかった。
政権を取り戻したら、すぐさま、民主党が全力で崩壊させた
内政外政の立て直しに着手しなければならないし、そのためには
アメリカとの関係をこれ以上悪化させるわけにいかなかったからだ。

だから条件を出し「条件が満たされない限り交渉には参加しない」と言っていた。
(ちなみにこの言い方は。選挙から今に至るまで一貫しており、全く変わっていない)


そして、安倍内閣が誕生した。


ここらあたりで、実際のTPP交渉参加に関しては、内政&外政上の
各種要因が複雑に絡んでくることを押さえておく必要がある。

まず外交。

民主党政権下で
1)我が国の領土領海(尖閣、北方領土、竹島)に関する外交的敗北
2)弱腰外交がもたらした有事(武力衝突〜局地戦)への懸念
3)その抑えとなるはずだった日米同盟の崩壊
という流れがあったため、
安倍としては、なによりもまず日米の絆を取り戻し
それを世界に向けてアピールする必要があった。

だが、最初の訪問先に予定していたアメリカに拒否られる。
一般教書演説がどうこうってな建前だったが、そんなの口実に過ぎないことはバカでもわかる。

このとき、アメリカが安倍の訪米を拒否した理由の一つが、たぶんこのTPPだ。
(もう少し広く「日米の経済問題」と考えても良いかもしれない)
「オレの力が欲しいって? じゃあ、おまえはナニを差し出すんだい?」
というわけだ。

これはものすごく痛かった(はずだ。少なくとも、見ていた私はすんげえ焦った)。

だがこのとき、安倍は怖ろしい素早さで方向転換し、
訪米するはずだった時間を使い、麻生と手分けしてアジアを歴訪するや
『自由と繁栄の弧』と『セキュリティ・ダイアモンド』という
二つの枠組みから成る新たな防衛体制をすさまじい勢いで構築しはじめた。


そして内政。


安倍内閣は、なによりもまず「デフレからの脱却」を最重要課題と位置づけていた。
(最重要とは「喫緊の」という意味でだ。本質的に最も重要なのは教育問題である)
政治の最大の要諦は「いかに民を飢えさせないか」なのだから、これは順当だろう。
(余談ながらこの点で特亜は相当にヤバイ。もはや民を食わせられなくなっている)

ところがデフレ対策、つまり国内に雇用を創出することで、滞っていた金の流れを取り戻し、
内需を喚起することで国民経済を緩やかなインフレへと転換していく施策は
TPPと真っ向からぶつかる。

ここで、(私を含む)多くの人がこう考えた。
「安倍内閣は夏の参院選までおそらく経済一本やりでいく筈だ。
TPPに関しては、たぶん、のらくらかわし続けるだろう。
ぐずぐずしている間にバスが発車してくれれば一番いいのだが」

実際、「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します」は
アメリカが呑むはずもない(=呑んでしまったらTPPがTPPではなくなる)条件だったから
あの時点では、のらくら、ぐだぐだ、ぐずぐず……な展開以外は考えにくかった。


そして訪米。


ここで実は、皆の予測が大きく外れた。

安倍が「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉には参加できないわ」と言ったら
オバマが「せやね。ウチもコレとアレとソレは守りたいわ」と受けたのだ。
しかも共同声明という形で文書にもまとめた。

相手が条件を呑んだ以上、交渉参加を拒む理由はない。
(=条件を呑んだ以上拒むことは出来ない)

それでも危機感を抱く自民党議員の懸念は深かったから
「TPP交渉参加にあたっては、選挙で掲げた6項目を守れ。守れなかったら脱退しろ」
という決議文を渡して安倍内閣に釘を刺した。
(※【TPP】自民党TPP対策委員会の決議
http://www.jacom.or.jp/news/2013/03/news130314-20126.php)


ここまでの安倍内閣の動きに、納得できない流れや変節はない。


日米がはっきりと互いの条件を認識し、共同声明を出した以上、もはや訪米前の
「婚約と同じで交渉に参加したら抜けられない」状態ではなくなっているわけだ。


だが、在野の人々は大混乱した。
ネット上では「安倍は売国奴」「日本オワタ」「反TPPで安倍支持はアリエナイ」等の
明らかな煽り工作(と真剣な不安)とがごちゃ混ぜに噴き出すカオスの様相を呈している。

だが、ちょっと待って欲しい。

その驚きの、そもそもの原因を考えれば、一にも二にも
「まさかオバマがウンと言うとは思わなかったわあ…」なだけである。

日本側が交渉参加の条件である6項目を伝え、アメリカ側がそれを受け入れたのだから
次のステップとして、交渉に参加するのは当然の成り行きだ。
(この点に関して「交渉に参加」することと「TPPに参加」することを、
意図的に、あるいは無意識に混同して、不安を煽る論調が異常なほど多い)


そして最初に書いたとおり「安倍支持」と「TPP反対」は別段、矛盾しない。


「訪米前に国民が理解していたTPP」に反対なのは今でも同じだ。
だが、訪米後に「TPPの【交渉に参加する】ための6項目が守られる」
という新たな可能性が生じたのだから、安倍内閣に対しては
「6項目はなんとしても守ってくださいね」と訴えるだけである。

そして、万が一【6項目が守られないTPP】ができあがり、参加すると言われたら、
全力で与党に反対の意思を伝え、国会で否決してもらうよう動くのみ。


……なんか、まとめたら、すごくフツーっぽくなっちゃったなw


まあ。こんな感じで、私は自分の動き方をきめております。ハイ。




■日本のTPP交渉参加、米で賛否…2国間協議へ
(読売新聞 - 03月17日 10:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2360769
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