物には愛着を感じるタイプ。どうも平田です。
本日の北海道新聞の夕刊に個人的に大変ショッキングな記事が掲載されていました。
それは釧路にあるジャズ喫茶「ジス・イズ」の今月末での閉店を知らせる記事です。
私は高校は標茶から釧路に汽車通学をしていました。
高校時代に汽車通学を通じて出来た友達のおかげでエレキベースを初めた私は、
ロック、メタルを聞き、次第にジャズにも興味を抱きました。
そんな中、高校と駅を繋ぐ通学路の裏道にジャズ喫茶「ジス・イズ」を見付けたのです。
初めて友達と意を決してジャズ喫茶の扉を開いた時の緊張、興奮。
同じテーブルの人の話し声しか聞こえないほどの爆音でジャズが流れる薄暗い店内。
目を閉じ、うつ向いてリズムに合わせ頭を振る常連客。
言わないと出てこないメニュー。
思い出のミルクコーヒー。
白髪頭の笑顔のマスター。
本数の少ない汽車だったので、夕方6時を逃すと次は夜9時発なのですが、
その時間を潰すために、友達と話すため、ジス・イズにはお世話になったものです。
恥ずかしながら生まれて初めて出来た彼女に告白したのもジャズ喫茶でした。
高校3年間の思い出が詰まった店。
大学の長期休みや、札幌から遊びにきた友達を連れて行ったりと自分には特別な喫茶店でした。
そんなジャズ喫茶「ジス・イズ」
マスターが昨年9月に脳梗塞で倒れてしまって休業していたそうです。
マスターの復帰まで店を預かりたいという申し出が多く寄せられたそうですが閉店を決意した、と記事にあります。
マスターの奥様はその決意の理由をこう語る。
「彼は心が動いた出来事すべてを『これがジャズ』と呼ぶ。病との過酷な闘いに専念するのも、彼らしい『ジス・イズ・ジャズ』の人生」
青春に一つ穴が空いてしまったような、そんな寂しい気持ちがした今日の夕方だった。
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