いきなりの10チームくらいのバトルロワイヤル。
1チームは20〜50人。
全員、何からの武器を持っている。
でも、銃器はなくって、大体が日本刀か、湾曲したアラビアンナイトみたいな刀。
私も、やや長めの大きな日本刀を持っている。
登場人物は実在のヤツはいなかった。
自分らのチームは25名ほどで、ずば抜けて強そうなヤツは、自分以外いなかった。
しかし、これ、相当怖い。
四面楚歌で味方も心許ない。
私は、赤っぽいかなり派手な格好をしていたので標的にされやすいだろうなと思った。
でも、いきなり日本刀で人に切りかかって、殺すという気にはなれなかった。
そう思っていると、仲間のど真ん中に一騎で突っ込んでくる輩がいた。
バタバタと5〜6名は切り殺された。
ついには、その強者の矛先は私の方にきた。
怖い。
その気持ちが何よりも先に立ったが、逃げても周りは敵だらけだ。
何かよく分からないが、その敵は、『満月殺法!』みたいな構えで、ぐるりとゆっくり刀を大きく一周させている。
漫画のように、その刀の残像が残り、文字通り円を描いた。
『なんとか剣!』などと奇声をあげて、私に切りかかってきた。
こわっ! と思って、その太刀をよけて、相手の足を切りつけた。
相手はあまりにもあっけなく、倒れた。
起き上がってきて、また切りつけられたら怖いので、とりあえず右手の肘のあたりをもう一度切りつけた。
『うぎゃー』と大きな声をあげていたが、私は次に誰がかかってくるのか?という
そっちの方に気を取られて、もうあまり相手を見ていなかった。
連続して、2〜3人、雑魚キャラがかかってきた。
正面から力で押して、防御する刀を叩き押す感じで後ろに倒して
1人の足を切り付け、もう1人の足を刺した。
殺してしまう必要はないだろう。
当座、身動きが取れない状態になってもらおうという意識が働いたのだと思う。
動脈に達していたらそれでも十分な致命傷なので、むしろ頸動脈を切った方がムゴくないのかもしれないが、こっちもそれどころではない。
殺らないと、殺られるという非常な環境だ。
面白いモノで、私が数名を一気に切り崩すと、自軍の指揮は上がる。
とは言え、大人数とのチームとの交戦はできるだけ避けたい。
私は同人数程度のチームの大将か若しくは副将を探しては切り掛かっていった。
大将がやられたチームというのはかなり脆く、心許ないと思っていた私のチームの部下でも十分な戦力となった。
しかし、何の為の殺し合いなのだろう?
ふと、そう思った。
殺さなければ、殺されるので、仕方なく、売られた喧嘩は買うという臨戦態勢でいたら、次々と襲われたので、仕方なく切り倒した。
そして、狙われるよりは、狙う方が有利に事が運べるので、仕方なく力が弱いと思われるチームを狙い、全滅させた。
終点などないし、別にこの訳の分からない戦争でトップになりたいという野心もないし、ましてや本当は人を傷つけたくもないのに、そうしないと自分が殺されてしまうから、自分が安泰な立場になるまでは、切り続けなければいけないという不思議な状況。
その最中に目が覚めた。
いや、かなりの冷や汗。
リアルな血の臭いや、すさまじい光景。
なんとなく夢とは思えない。
ログインしてコメントを確認・投稿する