私の絵画教室に50歳の生徒がいます。
本人いわく彼には若干の障害があり
50になるつい先日までひきこもりだったそうです。
でも彼はその人生の壁を一つ乗り越え、部屋から出て、
もともと興味のあった絵を習いに2時間かけてウチの教室まで通っています。
そんな彼が引きこもっていたときに
描いていた絵を見せてもらいました。
怪獣をモチーフにした一見すると子供のイラストのように見えるのですが
私かこの絵を見たときにアールブリュット(アウトサイダーアート)の
片鱗を感じたのです。
アールブリュットとは美術教育を受けてない人が
自分の内面から発する衝動を作為なく描いた純粋な芸術を言います。
有名なところでアメリカのヘンリーダーガーなどがあげられます。
彼は清掃の仕事をしながら生活し、死後、彼の部屋から
膨大な作品が発見され美術界に評価されたという人物です。
本人はおそらく売れるつもりも無く、ただ個人の世界を
表現することが楽しかったのでしょう。
まさに作為のない純粋な芸術。アールブリュット。
そしてその片鱗を教室の彼にも感じたのでした。
まだアートと呼べるには出来上がっていないですが
彼にはそのアートの何かを感じさせるので、彼の絵を成長させるのも
教室での楽しみの一つになっています。
生徒の日記
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1725471465&owner_id=31641448
次回の教室は29日です。6月は公園でスケッチ。初の野外授業だ
http://yuichiro.jimdo.com/
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