■ボクシングが好きで語り合いたい人■
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個人攻撃とかの書き込み嫌なんで。
趣味の合う人を探してマニア的な世界のボクシング事情を語りあいたい。
★話題になる採点について誤解が多いので敢えてTOPに書きます★
これはWBCの基準ですが、WBAも大きな差はないと理解します。
その前に!いまだに誤解している人が多いですし中継のアナウンサーの
間違いも看過しがたいのですが、10ポイントマストシステムという言葉
について。
これは10点法を意味し、優勢な方を10点満点としてそこから劣勢な方を
減点していく10点満点採点と言うことのみを指しています。
つまりどちらかに必ず優劣をつけることと誤解していますが、
それはマストの意味をとらえ違えているだけです。10点満点です!
という意味で、小差であってもどちらかに10−9で優劣をつけることは
採点傾向として奨励されているだけです。
WBCの基準は、
?有効な攻勢(パンチのパワー、手数、正確さの順で判断)→7割
?リングジェネラルシップ→2割
?純然たる攻勢(勝ちにいく姿勢)→1割
と、各項目に重み付けをしています
■■■一般的に認識してほしい採点基準です。■■■
1.有効なクリーンヒット
相手の急所に有効なパンチをヒットさせ、よりダメージを与えた方を優勢とする。
2.アグレッシブ(攻勢)
より攻撃的である方を優勢とする。ただし単なる突進は攻勢とは認められない。
※単に前に出ていてもダメということです。日本人はここを間違えがちなので注意!
3.ディフェンス(防御)
相手の攻撃を無効にする防御に長ける方を優勢とする。
ただし攻撃と結びつかない単なる防御は評価しない。
4.リングジェネラルシップ(主導権支配)
主導権を支配している方を優勢とする。
その他
ノックダウン、またはそれに近い状態で優勢な場合は10対8。
2度のノックダウンや一方がグロッキーでノックアウト寸前の圧倒的優勢などの場合は10対7。これ以上の差は基本的にないです。
※重要なのは、1の基準を最重視し、ここで差がつかないときは2の基準で2で差がつかないときは3→4という形で優劣をつけるということ。
1の基準で有効打で差があれば、次の基準の攻勢基準より優先されるということです。
つまり有効打が1発でも相手が10発手を出しても有効打と認められなければ1発の有効打がある方に採点は行きます。
内藤亀田戦で内藤が手を出して前に出てるのにおかしい!と叫んでいる人はここを理解していないのでしょう。また会場は映像のように詳細が見えないため、突進している方が優勢に見えがちである、そして応援している選手に肩入れしてみてしまう(ホームタウンディシジョンのもと)などがあるので注意です。
■□■これも重要?■□■
動く方向が前であろうが後であろうが、主導権を握り、数と質両面においてクリーンヒットをきめた選手がそのラウンドを取るので、後退していたから劣勢とは必ずしもなりませんのでこれも注意。
■□■これも重要?■□■
各ラウンドは独立したものとして考え、前のラウンドのダメージを考慮しないということです。
つまり
1ラウンドで圧倒的差でAが10、Bが9となって、
2ラウンドではどちらかといえばBが20、Aが9でも同じ1ポイント差になってしまうということ。
累積ダメージの印象と採点がずれるのはこの独立採点方式を見逃すからです。
亀田、ランダエタ戦で1ラウンドのダウンが衝撃的で、12ラウンドの累積ではランダエタが上回っていても各ラウンドを独立して採点すれば、逆になった。それが採点基準を知らない一般視聴者の多かったあの試合で、八百長などと叫ばれる原因になったと思います。
ボクシングの採点は一般の人に分かりにくいことが最大の問題ではないかと思います。
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