走らない豚は、ただの豚クラブ和

詳細 2014年8月27日 17:38更新

星に捧ぐ
輝こうと、してなのか、本当の星になってしまった。
命を燃やそうとしたのか
本能が、そうさせるのか。あの人の事の、微笑みは忘れる事は出来ないだろう
でも、星になったんですね、僕らの胸の中にも輝く。
いつ迄も、輝く人達、僕達は忘れはしない。バイクを、そして、レースを愛した人達を
僕達は願うのだ、レースに散った人達、アイルトン・セナ、加藤 大治郎、公道に散った、ノリック、シューマッハ回復せよそれから無名の人達や全ての人と今頃は楽しく、笑いながら、レースやバイク談義に花を咲かせているのに違い無いのだから
その名は、PEACE(和)下道が大好きな、クラブ。原チャリ大好きな人が嬉しい。５０もOK、モチロン、大型もOK、車もOK、免許無しもOK.無くてもオフ会や、ミーティング位は参加できるジャン興味の有る人は、コメントに書き込んで、エアーツーリングもOK!だから遠い人も掲示板とか、分からないけど、会員の所迄ツーリングしに行ったり、色々な事をしたい
管理人は、アドレス１２５大好き男です、ドンドン、コメント入れたりして、かまってやってくださいね、

序章 バイクは裏切らない
良き仲間と騒いだ、まどろんだ翌朝、自分の甘えん坊さに溜め息を、つきながらアドレスに火を入れる。浮気性の御主人にも文句どころか威厳さえ感じさせる走りだ、BMには、あっという間だ、まだ、乗り足りない位。朝早いが既に2人、客が居る、何処かへ、この寒空、行くのか、いや、御日様は暖かだ、ピットに白のST８００が置いて有る、これか？イヤ、確 か、Blueのはず、上へ上がる。会った、いや、有った。パニヤ ケース付き乗りたい
馬鹿だ、蘇る、日本橋の、1番 端っこに有った、オッちゃんの店から買った、５０ 。第一印象、怖かった異次元の乗り物だ、一生懸命、家の周りを、ノロノロ運転。楽しかった、確か、ロードパルだったと思う、ナゼなら、バイク名も、消えてる位、ボロだ。本当は、今でも1番に好きな、バイクなのだ
バイク乗りが、来たと、思う瞬間は、間合いを、取って来た時だ、武道や格闘技に、似ている。排気量じゃ無い、走りを、心底、楽しめれば、それは気のおけない仲間と、喋ったり1人で寒い中、雨のなかを、バイクと語りあったり、心からFUN出来れば、ソレで、イイと思う
自分の馬鹿さ加減に苦笑しながら店を出る、今日の予定は、また、ソロかと思っていると、有難い事に、集合が、かかる、アドレスは御主人が浮気していたとも知らず、ますます、エンジンを、唸らす。お前は、タカジンの「ICHIZU」か、突っ込んでしまう、ゴメンな、毎日、乗るからな全開だけど、付いて来てな
リーダーが、いつも通り、自然に「行こうか」で、ツーリングが、スタート森ノ宮を超えてからは高架だ、アドレスが俺に言う、「250なら、負けないヨ」ヤンチャな、アドレスに、又、苦笑しながら、つい、アクセルを、捻る。
あっという間に、海遊館、人で一杯だ。何、食べようか？迷うのが楽しい。メンバーさんは座る とこ探しに必死で所在不明、微笑ましい。イカ焼き食べたり船を見たり、休憩したがる？ユルキャラを捕まえたり、御土産買ったり、まあ、俺は買わないけど、ソウコウしているうちに、アナウンスがはいる。パレードだ
ソワソワしだす、メンバーさん、「場所取らなー」1番の場所を、ゲット、見る間に人だかり「天神祭みたいやな」俺が言うと、メンバーさんはキョトーンとしてるかと思うと、「日本三大祭り」との返答だ、本当、たまに難しい事を言う事が有る
ペンギン登場、リーダーが、カメラマン化、綺麗に、撮れている、私は綺麗な、お姉さんを撮りたい衝動を必死に抑える
やっぱ、俺の気持ちに素直に応えてくる、バイクよ、末長く女房役を頼むネ

１．LOVE SONG
ストイックに生きたいと嘯いている男にとって今日、1月1日は特別な日になるというかのように、傷心の俺には旭は神々しく初恋の人に会ったかのようだった
手には、アドレスの鍵、不思議だ。昨日は違う彼女に御相手をして貰ったが、充分な、アイドリングで走り出したののに、ナカナカ、言うことを聞いてくれない。
誰かさんみたいだ
アドレスよ、貴方には私が、お似合いと言わんがばかりに、オテンバ。失礼だか、トランジスターグラマーだよ。ゴメンな、落語じゃ無いが有難う心の中で呟くと知らぬ間に、その華奢な、カラダを、まるで恋人にするように撫でている
空は澄み渡り雲は、雄大。エストレイアに出会い、モジモジしなかがら、こちらからPEACEサインを出す、御相手は苦笑いだ。出会いと笑いは、何処に転がっているか判らないのだから
不思議な感覚、胸に暑いものが込み上げる、なんだ、万博を超えた所の唯の、ステーキレストラン。
だが全てはココから始まったのだ。
向日葵のような笑顔だった。
衝撃が走ったが、ソレは年甲斐もない、５０にもなる禿げ頭の俺には高嶺の花、住む世界が違うんだ、まるで見知らぬ宇宙人を見てるような感覚。今でも分からない。ナゼ直ぐに心から掻き消す事ができたのか
今にして思えば、それは片想いの始まりだった
「出逢わなければ」そんなLOVEソングが浮かんだ。人を愛するのに臆病な自分、其れで全ては解消の筈だった
今は、その想いで押し潰されそうになる

モノマネ番組で尾崎豊風が「人は、どこかに行きたいからで無く、ただ乗りたいからバイクに乗るのだ」と笑いを取る、「１５の夜」をもじっているのか。その向日葵も、俺が「シェリー」が好きだと言うと、こぼれる様な笑顔で無邪気に「盗んだバイクで走り出し、、、」と唄い「今度、聞かせて」
そして、恋の相談をされて、俺は男としては見られて無いのを悟る。限りない絶望感、全く光の無い闇
馬鹿な禿げ頭の中年の戯言だと、其れで自分の気持ちに、けりをつけれるのか。

盗んだバイクで走り出す勇気など無い、羊より臆病な自分、そうだ、ただ走れば、いい。バイクよ一緒に風になろう
今は風に聞くしか無いのだから

続く


２． BIRD
飛行機を見る度に人は鳥に成りたかったんだと想う、今の僕は、イカロスだ。
風に成りたい。ほとばしる様に想いがつのる。思い出の地を、バイクで回る
今迄、気付いてなかったのか 新しい橋や道路。御気に入りの食事を出してくれ友達も連れて行った、北港ヨットハーバーの、ヘミングウェイは、僕の身代わりに成った様にボロボロ。
でも、そんな事は気に病むことじゃないでは無いか
滑走路脇の、気の良さそうな、おっちゃんが自慢気に、飛行機を教えてくれた人情。
USJの歓声が妙に心に突き刺さる、其れが帰る頃には、水のように心に染み入り潤す
その敷地内の大阪名物の、土産屋には、何故か、ペコちゃんキーホルダー。昔、一生懸命集めてたっけ
おばあちゃんと一緒に行った中華バイキング

北港は今も、オモチャの様な車が橋を、超ゆっくり走る。海は雄大で吸い込まれそうだ。心を包み込む様な芝生は健在で母に抱かれる様に体を、あずける。無邪気に遊ぶ子供達が微笑ましい
阪奈の宝石をばら撒いた様な夜景、いや神様が宇宙の全ての星を集めて、気まぐれに、ばらまいたようだ。あの一つ一つに、ドラマも魂も有り泣き笑いも有る
僕は何て、チッポケな存在。
何も以前と変わって無い。
変わる必要も無い。
無理にイカロスに、成る必要は、無いのだ。
と自分は自分。それ以上でも、それ以下でも無い、
風は、そんな風に言ってる様な気がした

続く

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