フィルム・ノワール　FilmNoir

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詳細 2024年5月5日 05:49更新: Film Noir
フィルム・ノワール
暗黒映画／黒い映画／暗黒街映画

一般に1941年の『マルタの鷹』（ジョン・ヒューストン監督）から1958年の『黒い罠』（オーソン・ウェルズ監督）に至るまでの時期の作品を指すのが慣例とされています。

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◆フィルム・ノワールとされている代表的な作品◆

1940年
Stranger on the Third Floor ボリス・イングスター

1941年
マルタの鷹 The Maltese Falcon ジョン・ヒューストン

1942年
拳銃貸します This Gun for Hire フランク・タトル

1943年
恐怖への旅 Journey into Fear ノーマン・フォスター
Calling Dr. Death レジナルド・ル・ボルグ

1944年
ガス燈 Gaslight ジョージ・キューカー
飾窓の女 The Woman in the Window フリッツ・ラング
深夜の告白 Double Indemnity ビリー・ワイルダー
幻の女 Phantom Lady ロバート・シオドマク
欲望の果て Murder, My Sweet エドワード・ドミトリク
ローラ殺人事件 Laura オットー・プレミンジャー

1945年
哀愁の湖 Leave Her to Heaven ジョン・M・スタール
恐怖のまわり道 Detour エドガー・G・ウルマー
深夜の銃声 Mildred Pierce マイケル・カーティス
堕天使 Fallen Angel オットー・プレミンジャー
追求 Conflict カーティス・バーンハート
らせん階段 Spiral Staircase ロバート・シオドマク

1946年
記憶の代償 Somewhere in the Night ジョセフ・L・マンキウィッツ
ギルダ Gilda チャールズ・ヴィダー
暗い鏡 Dark Mirror ロバート・シオドマク
殺人者 The Killers ロバート・シオドマク
三つ数えろ The Big Sleep ハワード・ホークス
闇の曲り角 The Dark Corner ヘンリー・ハサウェイ
郵便配達は二度ベルを鳴らす The Postman Always Rings Twice テイ・ガーネット

1947年
過去を逃れて Out of the Past ジャック・ターナー
湖中の女 Lady in the Lake ロバート・モンゴメリー
死の接吻 Kiss of Death ヘンリー・ハサウェイ
ボディ・アンド・ソウル Body and Soul ロバート・ロッセン

1948年
都会の叫び Cry of the City ロバート・シオドマク
上海から来た女 The Lady from Shanghai オーソン・ウェルズ
情無用の街 The Street with No Name ウィリアム・キリー
苦い報酬 Force of Evil エイブラハム・ポロンスキー
Ｔメン T-Men アンソニー・マン

1949年
深夜復讐便 Thieves’ Highway ジュールス・ダッシン
白熱 White Heat ラオール・ウォルシュ
魅せられて Caught マックス・オフュルス
罠 The Set-Up ロバート・ワイズ

1950年
アスファルト・ジャングル The Asphalt Jungle ジョン・ヒューストン
拳銃魔 Gun Crazy ジョゼフ・Ｈ・ルイス
孤独な場所で In a Lonley Place ニコラス・レイ
サンセット大通り Sunset Blvd. ビリー・ワイルダー
都会の牙 D.O.A. ルドルフ・マテ
歩道の終わる所 Where the Sidewalk Ends オットー・プレミンジャー
街の野獣 Night and the City ジュールス・ダッシン

1951年
見知らぬ乗客 Strangers on a Train アルフレッド・ヒッチコック

1952年
その女を殺せ The Narrow Margin リチャード・フライシャー

1953年
天使の顔 Angel Face オットー・プレミンジャー
ヒッチ・ハイカー The Hitch-Hiker アイダ・ルピノ
拾った女 Pickup on South Street サミュエル・フラー
復讐は俺に任せろ The Big Heat フリッツ・ラング

1955年
狩人の夜 Night of the Hunter チャールズ・ロートン
キッスで殺せ Kiss Me Deadly ロバート・アルドリッチ
ビッグ・コンボ Big Combo ジョゼフ・Ｈ・ルイス

1956年
悪の対決 Slightly Scarlet アラン・ドワン
現金に身体を張れ The Killing スタンリー・クーブリック

1957年
条理ある疑いの彼方に Beyond a Reasonable Doubt フリッツ・ラング
成功の甘き香り Sweet Smell of Success アレキサンダー・マッケンドリック

1958年
黒い罠 Touch of Evil オーソン・ウェルズ

以上挙げてみましたが、もちろん「これはフィルム・ノワールではないのではないか」という意見や、「これも含めるべきだ」といった意見も各トピック内でお待ちしております。

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以下の作品は広義のフィルム・ノワール、あるいはネオ・ノワールとして数えられるかもしれません。
『チャイナタウン』（ロマン・ポランスキー，1974）
『ハメット』（ヴィム・ヴェンダース，1982）
『ブレードランナー』（リドリー・スコット，1982）
『ブラッド・シンプル』（ジョエル・コーエン，1984）　などなど・・・

41-58年の狭義のフィルム・ノワールについてはもちろん、それ以降の新しいフィルム・ノワールについても考えてみよう、というのが当コミュニティです。

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来てみたけれどフィルム・ノワールってそもそも何！？という方にはこちらのサイトが簡潔で参考になります。（加藤幹郎氏の本の要旨です）
http://meta-metaphysica.net/lit/filmnoir.html

また、こちらは当communityメンバー、えんさんがお作りになったサイト
「フィルム・ノワール万歳！」
http://homepage2.nifty.com/bolikoma/fn-top.htm
（※えんさんからリンクの許可は取っています）

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定義があいまいなフィルム・ノワール。
紫煙のたゆたいの如きモヤモヤに浸る。

イベントの作成や重複しない新しいトピックの作成はご自由になさってください。