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栃木リンチ殺人事件と日産自動車

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詳細 2024年4月23日 10:00更新

「栃木リンチ殺人事件」と「日産自動車栃木工場」、
マスコミにまったく取り上げられませんが、
深く深く関係しています。

この事件の「被害者」も「加害者」も、
「日産自動車・栃木工場」の従業員でした。

※お断り※
ここは日産自動車やそこに勤める方々を、
糾弾したりするコミュではありません。
この事件に日産自動車が深く関係していることを、
多くの方々に知っていただき、
またこの事件を風化させないよう多くの方々に知らせ、
そして同様の事件が起きない様、
多くの方々に考えていただくためのコミュです。


☆最新情報(07年5月)☆
草思社のHPにて現在、
この事件に関する特集が組まれています。
「栃木リンチ殺人事件の真実
〜とんでもない控訴審判決を検証する」
http://www.soshisha.com/book_wadai/38tochigi/index.html
今年3月に下された東京高裁判決に対する、
被害者・須藤正和さんのお父さんの寄稿文、
「栃木リンチ殺人事件〜警察はなぜ動かなかったか」
の著者、黒木和雄氏の寄稿、
産經新聞記者・三枝弦太郎氏、
中川勘太弁護士の寄稿文も掲載されております。
(「きら」さま、情報ありがとうございました!)



【栃木リンチ殺人事件とは】

1999年末、日産自動車栃木工場に勤める須藤正和さん
(当時19歳)が、同僚の梅澤昭博(当時19歳)と、
その仲間、萩原克彦・村上博紀(共に当時19歳)に、
拉致監禁され、 多額の金銭を脅し取られ、
他の恐喝に加担させられたあげく、
凄惨なリンチの末に殺されコンクリ詰めにされて
遺棄された事件。
しかも被害者の両親は何度も地元警察に
捜査を依頼したにも関わらず、
警察はその要請を無視し、捜査を行わずに事件を放置、
結果、事件を最悪な結末へと導いたという事件でした。

そして先日(2006年4月12日)
宇都宮地裁での裁判は、
この事件の責任は「県警の怠慢にある」、
という画期的かつ歴史的な判決が下り、
原告の被害者の父親側が勝訴しました。


「栃木リンチ殺人事件〜警察はなぜ動かなかったのか」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210523/qid=1145207247/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl14/249-3975892-1966763
(同:文庫版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797498323/ref=pd_sxp_elt_l1/503-5996711-3703133

この本は2001年に出版されています。
筆者は元警察官で、
警察内部の腐敗に嫌気がさして退職。
以後ルポライターとして、
警察内部汚職や不祥事を取材し、
本を書き続けている黒木昭雄という人物です。
http://www.akuroki.jp/index.html

この本、
事件の成り行きと警察の怠慢の事を書いている、
いわゆる普通のルポルタージュ…ではなく、
この事件には「被害者」「加害者」「警察」以外に、
ものすごく重要な、
そして意外な「登場人物」がいる事を、
その恐ろしいウラを教えてくれています。


【被害者と加害者と「日産」の関係】

ほとんどのマスコミは報じていませんが、
この事件の被害者も加害者も、
『日産栃木工場』の社員でした。
そして実は警察がこの事件を把握するよりも、
ずっと以前に、日産社内では内部調査で、
この監禁恐喝事件を把握していた、というのです。

しかし、日産栃木工場総務部は、
その事を両親からの相談を受けていたにも関わらず、
警察に情報を流さずに放置したあげく、
拉致されて出社できない被害者に対し、
(身動きが取れないのに)
「職務怠慢」という理由で早期に自主退職を迫り、
その後諭旨免職処分にしたのです。

1999年は折しもかのカルロス・ゴーン氏が、
日産再生計画(NRP)を推し進めていたまっただ中。
村山工場(東京都武蔵村山市)の閉鎖で、
1000人もの従業員が栃木工場に移動するという、
一大事業を行う丁度その頃に起こった、
従業員同士の恐喝・監禁・暴行事件。
日産自動車という大企業が、その社運を掛けた
再生プロジェクトの直中で起きたこの事件で、
大企業は簡単に足元をすくわれてしまうかもしれない。
日産(栃木工場)は、そんな大事な時期に、
社内からスキャンダルが出たのでは、
多大なダメージになります。
「日産社員リンチ殺人事件」などと、
マスコミに書きたてられては困るのです。

だからこの事件が表沙汰になることを恐れた。
その上、自社総務部にいる、
「栃木県警OB」の天下り官僚「S」を使い、
県警各署に「事件として扱うな」とお達しを出した。
そして拉致されて出社できない被害者に対し、
自主退職を迫り、そして諭旨免職処分。
(被害者も加害者も退社してしまえば
 “元”従業員のした事で済みます。)
・・・すべては、日産をスキャンダルから守る為。

この本の著者は、
自身の取材からこう結論を導きだしています。

その事件と日産の対応の流れは、黒木氏が以前、
週刊朝日誌上に3週連続掲載した記事が詳しいです。
http://www.akuroki.jp/w-asahi/article1.html

でも、だとすれば納得がいきます。
被害者のご両親は、
件の「石橋署(現・下野署)」だけでなく、
県内他のいくつもの警察署に相談に行っているのに、
どこも石橋署と同じ様に、
「そっけなく」「怠慢な」対応だったといいます。
著者は「これは裏で何か大きな力が働いている」
と感じ取材をしており、
それをまとめたのがこの本なのです。


日産栃木工場。
従業員約6100名、
敷地面積292万6,000平方メートル。
地元を中心に雇用をし、
大きく地元に貢献している大企業。

入社1年にも満たない社員同士が起こした不祥事
(被害者と加害者は同期入社)に、
不良企業と評判を落とす様な事を
されたくは無いのです、この大企業としては。
だとすれば、
所轄署各署の手の抜き方も合点が行きます。

もっと詳しくお知りになりたい方は、
先の黒木氏の著作
「栃木リンチ殺人事件〜警察はなぜ動かなかったのか」
をお読みください。
「警察はなぜ動かなかったのか」の答えが、
ハッキリわかります。


【犯人たちの量刑】

この事件犯人達の受けた判決は以下の通り。

平成13年1月29日、
東京高裁はリーダー格・萩原克彦の控訴を棄却して、
「無期懲役」が確定。
梅澤昭博と村上博紀は平成12年7月18日に、
「無期懲役(懲役5年〜10年の不定期刑)」
を言い渡され確定。
もう一人、途中合流して最初に自首した16歳は、
「少年院送致の保護処分」。

加害者の3人は、
「事件当時19歳の未成年だった」という理由で、
この刑の軽さです。
熱湯を浴びせ続けたり、
殺虫剤火炎放射器で体を焼いたり、
それにも増して3人の精液の入った尿を飲ませる、
なんていう事を、繰り返し被害者に行っておきながら、
警察の尋問に「だって自分は痛くないから平気だった」
と答える『19歳』に、5年〜10年の不定期刑。

しかし、先日の裁判で宇都宮地裁は、
“犯人の両親達の監督責任”について、
「犯人である息子達は、当時19歳で、
 親は統制したり監督したりはできないので、
 監督義務違反ではない」
という結論を出しました。
なんだか矛盾していませんか???

ちなみに、5年〜10年の不定期刑であれば、
犯人は最短で今年、出所してきます。

そして例の石橋署、
署内での担当した警察官の処分ですが、
「関係者9人に停職や減給の軽い処分」をしたのみ。
犯人達からかかってきた電話に出て軽率に、
「石橋の警察だ」と名乗った生活安全課長は、
1万7500円が減給されたのみでした。

そして事件から6年経った2006年4月12日、
父の光男さんが県(県警)と加害者両親に対して
起こした裁判で、宇都宮地裁は、
「警察の捜査の怠慢が殺人事件の原因になった」
として、
「県などに計1億1,300万円
 (うち県の賠償限度額は9,600万円)の
 支払いを命じる」
という判決を下しました。

地裁判決後に著者・黒木昭雄氏が書いた日記
4月14日
http://www.akuroki.jp/h2_tree/treebbs.cgi?log=21
4月16日
http://www.akuroki.jp/h2_tree/treebbs.cgi?log=25


【控訴審】

栃木県(県警)は、4月12日の判決を、
「判決が厳しすぎる」「警察の現場の士気にかかわる」
という理由で不服とし控訴しました。
同時に父親の須藤光男さんは
「主犯の親に監督義務違反を認めさせたい」
という理由で控訴しました。

この事件は、まだまだ続いています…。


【表に出てこない「日産」の2文字】

この事件の報道で一番「気持ち悪い」と感じるのは、
テレビ・新聞・雑誌・その他マスコミが、
どこも「日産」とこの事件の関係を報じないことです。

大きい企業が絡む事件でも、
警察や検察の捜査が入ればマスコミは動きます。
それは「お墨付き」を得ているからです。

日産がマスコミに支払っている広告費は、
年間数百億円に上ります。
そんなすばらしい広告主ですから、
当然局や出版社側は気を使います。
実際、今まで日産の事を書いた雑誌は、
「週刊朝日」だけでした。
その裏表紙に日産の大きな広告が入っていたのに、
それを引き揚げられても、
3週連続で日産告発の記事を載せました。
裏表紙の広告料は300万円。
それを3週連続で失ったのだから、
週刊朝日の告発記事掲載は大英断だったと思います。

今回のこの事件の場合は、
(1)警察の不祥事が一番問題視されていること
(2)日産栃木工場が行った、
   「被害者を見捨てる」という行為は、
   一般の消費者に対して全く不利益にならないこと
(3) マスコミ各社の営業のおよび腰

この3つがこの事件の報道から
「日産」の2文字を消していると思います。

実際、原告勝訴の記者会見の時に、
被害者のお父さんは「警察と日産を許さない」
と発言しているのに、その部分は、
どこの局も雑誌も取り上げなかったそうです。
(自分はその場に立ち会っていないので
 断言できませんが)


【もしもよろしければ、コミュにご参加ください】

長文、ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。
管理人としては、このコミュで意見を活発に求めよう、
とか積極的には考えていません。
しかし、この事件と日産自動車の関係に
少しでも疑問を持っていただけたなら、
コミュに参加していただき、
コミュのアイコンを「コミュ一覧」に入れてください。
何だろう?と思った人がこれをクリックして、
この記事を読んでくれる。
読んだ方がまた参加して、
コミュのアイコンが増えてゆく…。
声高ではないけれどこの事件に関しての真相を、
多くの方が知ってくれれば、と思っております。

そしてもしよければ、この話を、
飲み会の席でもお茶の時間でも立ち話でもよいので、
多くの人に、多くの場所でお話ください。

どうぞ宜しくお願いいたします。


なお、日産自動車へのご意見は、以下へ。
[日産自動車HP(お問い合わせ)] 
メール:NISSAN_SR@mail.nissan.co.jp
http://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/CSR/INQUIRY/index.html

ただし、本社宛だと、
もみ消されてしまう可能性も捨て切れませんので、
「日産の労働組合」も併記します。
[全日産労働組合] メール:23@anu.or.jp 
http://www.anu.or.jp/

【関連HP】
「栃木リンチ殺人事件」著者・黒木昭雄氏HP
http://www.akuroki.jp/index.html
被害者の父親・須藤光男さんによるこの事件のHP
http://park17.wakwak.com/~tochigi-rinchi/

【関連図書】
ご両親の手記
「わが子、正和よ
  〜栃木リンチ殺人事件被害者両親の手記」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210515/ref=pd_bxgy_img_2/503-5996711-3703133

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2006年5月12日

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