時代と共に、英語によるコミュニケーションが必要となる場面は多様化し、それに伴い必要とされる英語能力も変化しています。その変化に対応すべく、2006年5月の第122回公開テストよりTOEICテストがリニューアルされることとなりました(団体特別受験においては2007年度以降の導入予定)。リニューアル後も、受験者の英語能力に変化がない限り、スコアは一定に保たれるなどの、TOEICテストの特徴は維持しながら、より現実のコミュニケーションに即したMore Authentic (より現実的)なテスト、というコンセプトが前面に打ち出されています。
TOEIC®テストは2006年5月よりリニューアルされます。
問題形式の変更
リスニングセクション
現行 新
? 写真描写問題 20 → 10
? 応答問題 30 → 30
? 会話問題 30 → 30
? 説明文問題 20 → 20
リーディングセクション
? 文法・語彙問題 40 → 40
? 誤文訂正問題 20 → 廃止
長文穴埋め問題(新) → 12
? 読解問題 40 → 28 (1つの文書)
→ 20 (2つの文書)
リスニング セクションの変更点
1. 新TOEICテストではパート1の写真描写問題を削減。
2. パート3、パート4の設問の音声化(テープによる読み上げ。設問は印刷もされている)。
3. パート3、パート4では各会話やトークなどに対して設問を3問ずつ設定。
4. 米国・英国・カナダ・オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音を採用。各発音の出題の割合は25%ずつ。 ここ重要ね!!
リーディング セクションの変更点
1. 現行TOEICテストのパートVIを削除。
2. 新TOEICテストのパート5は短文の中の空所に単語を補充。パート6では長文の中に複数ある空所に単語を補充。
3. 新TOEICテストのパート7では2つの文書を読んで設問に答える問題を追加。
これまでと同じ点
1. 問題はリスニングセクション(45分間・100問)と、リーディングセクション(75分間・100問)からなり、2時間で200問に答えます。
途中、休憩はありません。
2. リスニングセクションはテープに吹き込まれた会話やナレーションを聞いて設問に答えます。リーディングセクションは印刷された
問題を読んで設問に答えます。
3. リスニング5点〜495点、リーディング5点〜495点、トータル10点〜990点のスコアで5点刻みで表示します。
4. テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
5. マークシート方式の一斉客観テストです。