★成分★(一般名) : クロルプロマジン配合剤
製品例 : ベゲタミン錠-B
区分 : 神経系用剤(含む別用途)/
配合剤/精神神経用剤
★概説★
神経の高ぶりや不安感をしずめるお薬です。
気持ちがおだやかになり、寝つきがよくなります。
★作用★
【働き】
3種類の有効成分により、緊張感や不安感、
イライラ感をしずめます。
他の睡眠薬が効きにくいとき、
もしくは精神症状をともなう不眠症に用いることが多いです。
【薬理】
ベゲタミン錠-B:1錠中に
塩酸クロルプロマジン12.5m、
塩酸プロメタジン 12.5mg、
フェノバルビタール 30mgが配合されています。
クロルプロマジンとフェノバルビタールの
相乗作用により、鎮静催眠作用が強まります。
また、プロメタジンは、
クロルプロマジンの副作用を軽減します。
★注意★
【診察で】
* 持病やアレルギーのある人は医師に伝えて
おきましょう。
* 妊娠中の人は、医師にお伝えください。
* 他の薬と相互作用を起こしやすい性質があり
ます。別に薬を飲んでいる場合は、
必ず医師に伝えておきましょう。
* 副作用について、ご本人、できたら
ご家族も含め、事前によく説明を受けて
おきましょう。
【注意する人】
* 高齢の人や体の弱っている人は、
副作用がでやすいので慎重に用います。
肝臓病、腎臓病、心臓病、緑内障、
前立腺肥大、てんかん、重い呼吸器系の
病気のある人も注意して用います。
* 妊娠中の服用は、できるだけ控えるようにし
ます。
【飲み合わせ・食べ合わせ】
他の安定剤など脳に働きかける薬と併用すると、
作用が強くなりすぎることがあります。
そのほか飲み合わせに注意を
要する薬がたくさんありますから、
服用中の薬は、必ず医師に報告して
おいてください。
* 飲み合わせの悪い薬..エピネフリン
(ボスミン)、ボリコナゾール
(ブイフェンド)。
* アルコールといっしょに飲むと、
眠気やふらつき、立ちくらみなどの
副作用がでやすくなります。
飲酒はできるだけ控えてください。
【使用にあたり】
* 指示された用法用量どおりに正しく
お飲みください。
* とくに飲みはじめに起立性低血圧を
起こすことがあります。
急に立ち上がらないで、
ゆっくり動作するようにしましょう。
* 急に飲むのを中止すると反動で症状が悪化
することがあります。
自分だけの判断で、急に中止したり、
飲む量を変えてはいけません。
* 一般的な神経症による不眠症の場合は、
医師の指示のもと徐々に減量することも
考慮しましょう
(大量連用中に急に中止してはいけません)。
【食生活】
* 眠気がしたり、注意力や反射運動能力が
低下することがあります。
車の運転など危険な作業は避けましょう。
* 口が乾いて不快なときは、冷たい水で口を
すすいだり、小さな氷を口に含むとよい
でしょう。
* 薬の影響で体温が異常に上がることが
あります。
熱射病や熱中症を起こさないよう、
高温の場所での作業、激しい運動、
また夏の暑さに注意してください。
★効能★
次の疾患における鎮静催眠//統合失調症、
老年精神病、躁病、うつ病又はうつ状態、
神経症。
★用法★
鎮静には、通常、成人1日3〜4錠を
分割経口投与する。
催眠には、通常、成人1日1〜2錠を就寝前に
経口投与する。なお、年齢、症状により
適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります
医師の指示を必ずお守りください。
★副作用★
少量を睡眠薬として服用しているぶんには、
それほど副作用の心配はありません。
多めの量を飲んでいると、
手のふるえ、体のこわばり・つっぱり、
口の渇き、尿が出にくい、便秘、目のかすみ、
立ちくらみ、動悸などがでやすくなります。
重症化することはまれですが、
ひどいときは早めに受診してください。
大量を長く飲んでいると、
手足が勝手に動いたり、口周辺の異常運動や
舌のふるえが続く遅発性のジスキネジアや
ジストニアを起こすことも知られています。
これは治りにくいことがあります。長期服用時、
とくに女性や高齢の人は注意します。
めったにありませんが、抗精神病薬には
「悪性症候群」という注意を要する副作用が
あります。体が硬直して動かなくなり、
高熱がでてきたら、
すぐに医師に連絡してください。
高齢の人、体の弱っている人、
また薬の量を増やしたときに出現しやすい
ものです。ご家族や周囲の方も注意してくだい。
【重い副作用】
..めったにないですが、
初期症状等に念のため注意ください。
* 悪性症候群(Syndrome malin)..
体の強い硬直、じっとして動かない、
ふるえ、意識がはっきりしない、発汗、高熱。
* 遅発性ジスキネジア・ジストニア..
手足が勝手に動く、体のつっぱり・ひきつけ、
頻回なまばたき、口の周辺がピクピク
けいれん、口をすぼめる、
口をモグモグさせる、舌のふるえ、
目の異常運動(正面を向かない、上転)。
【その他】
* 錐体外路症状..指や手足のふるえ、
体のこわばり・つっぱり、ひきつけ、
目の異常運動(正面を向かない、上転)、
舌のもつれ、じっとできない、そわそ感、
無表情、うまく歩けない。
* 眠気、頭痛、めまい。
* 吐き気、食欲不振、食欲亢進。
* 口が渇く、便秘、尿が出にくい、
目のかすみ、鼻づまり。
* 立ちくらみ、血圧低下、動悸、不整脈。
* 体重増加、生理不順、乳汁分泌。
* 発疹、光線過敏症。
* 依存..長期に多めの量を飲み続けると、
体が薬に慣れた状態になり
やめにくくなる。
このとき急に中止すると、
いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、
けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状
があらわれることがある
(徐々に減量すれば大丈夫)。
● 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ず
お守りください。
● すべての副作用を掲載しているわけでは
ありません。いつもと違う「おかしいな」と感じ
たら早めに受診してください。
● 症状に合った薬が適正に処方され、
また正しく使用するかぎり、
重い副作用はめったに起こりません。
まずは安心して、決められたとおりにご使用くだ
さい。
★引用★
飲んでる方、興味のある方、ないとダメな方。
など・・・。
自己紹介は、こちらです
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