オレたち独立降下隊!
ここはかつてB-CLUBという雑誌で連載していたコミック『独立降下隊ガンフェロン』のファンコミュニティです。
取り敢えず何もないけど同志来れ。
いやいるのか、まず。
【「ガンフェロン」とは?】
遠未来を舞台に「ATコマンド/All Terrain Command」の悲哀を描いたSF作品。ATコマンドとは兵器として生体改造を施されたクローン人間のことであり、肉体と精神(記憶)の情報を記録することで彼らは何度でも再生し、不死身の存在として戦場へと送り出される。作品の登場人物は独立降下隊「ガンフェロン」に所属するATコマンド。出撃前に必ず人格のバックアップを取り、「グランリムーバー」という名称のバイク←→人型に変型するメカに搭乗して戦場へと出掛けて行く。
なお、第一作目『独立降下隊ガンフェロン』の主人公たちが乗るグランリムーバーは「ワイバーン」という名称。他に「コカトリス」「パイソン」などが登場。
このGRデザインは現ビークラフトの阿久津潤一。作中に登場する他のメカニックのデザイン担当は神宮司訓之が担当しており、今思えば豪華な面子です。
『独立降下隊ガンフェロン』
著:此路あゆみ 原案:Darts(ダーツ) 文芸協力:きむらひでふみ
発行:メディアワークス/主婦の友社
1996年10月(初版発行)/950円(税別)
雑誌「B-CLUB」にて連載されていた最初のコミック。メディアワークスから1996年に発酵された単行本には伊藤明弘がイラストを担当した設定解説「GONFALON ENCYCLOPEDIA」も9点収録。
『独立降下隊ガンフェロン・アドベンチャー』
著:長谷川光司 原案・プロデュース:Darts(ダーツ)
発行:メディアワークス/主婦の友社
1997年12月(初版発行)/950円(税別)
永く続いた共和国と連合の戦争が終結して100年後、連合のとある部隊が惑星上に降下した敵艦の調査を行っていた。そして艦内の防衛システムとの戦闘中に仲間とはぐれた主人公バーンがカプセルの中で眠る少女を発見する……。
同じく「B-CLUB」にて連載されていたコミック第二作。劇中ではかなり時間が経ってしまっているが、一作目と背景世界を同じくした続編。
『独立降下隊ガンフェロン1 無防備都市』
著:柿沼秀樹 イラスト:此路あゆみ
1997年1月(初版発行)/485円(税別)
特命を帯びてある惑星に降り立ったラリー、シーナ、トムスンたち独立降下隊の3人。その惑星で彼らが見たものは閉鎖された空間“ドーム”だった。ドームはひとつではなく、複数存在し、第二次世界大戦中の世界に酷似したドーム、中世さながらの砦が存在するドームなど一種異様な存在となっている。そしてその中で戦火におびえる人々…。この惑星は一体何なのだろう…。明らかに何者かが明確な意図を持って設定したものに違いない。だが、いったい誰が…。
同じ登場人物が活躍する一作目のサイドストーリー。
■此路あゆみ/きむらひでふみ
「此路あゆみ」名義では創作集団スタジオ・ウィズに所属する漫画家・イラストレーター。主にバンダイの出版事業部(後、メディアワークスに引継ぎ)・アスキー・ホビージャパンの雑誌で活躍していた。当時から「きむらひでふみ」で数々のデザインやイラストなどを発表していたが、現在は同名義でTVアニメの脚本を主な仕事としている。近作としては『キディグレイド』、『うた∽かた』、『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』など。……面白いところでは、小説『大久保町の決闘』の挿絵も同氏。
■長谷川光司
此路あゆみの後を継ぎ、「B-CLUB」で『独立降下隊ガンフェロン・アドベンチャー』を連載していた漫画家。現在は「メガミマガジン」で『魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS』、「コミックGUM」にて『アリスの照星』を連載中。なお、後者は長谷川光司&柿沼秀樹の組み合わせなのでガンフェロンのファンは要注目…?
■伊藤明弘
第一作目『独立降下隊ガンフェロン』の「B-CLUB」連載時に設定解説「GONFALON ENCYCLOPEDIA」を連載していた漫画家。代表作は名古y綾金という地方都市を舞台にデータに巣食う妖怪ネコマタと戦う会社員の大活劇ガンアクションを描いた『ジオブリーダーズ』。
「人はな……、目につく身の回りの連中の生命と健康と尊厳だけ守ってりゃ…それで表彰モンさ判るか? 今ここらは昼だ。裏っ側じゃ夜だ。起きてる奴は寝てる奴の夢まで面倒は見れん……そういう事だ」
「自分に姉っていうか妹っていうか…がいるって前に云いましたよね。そいつは寝てる奴を守る為に軍人になったんでしょうね」
「…………じゃあオマエは、目が覚めた奴とその妹の為に朝食のパンを作ってやるといい。とびきりうまい奴をな…」