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313系

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詳細 2024年4月1日 20:53更新

313系電車(313けいでんしゃ)は、東海旅客鉄道(JR東海)の近郊形電車である。

1999年(平成11年)当時、JR東海は国鉄形車両から省エネタイプの自社形車両への置き換えを進めており、特急形車両では定期列車の車両置き換えを完了していた。一方、近郊形車両においても、211系5000番台や311系などを投入してきたが、103系・113系・165系などの国鉄形車両が半数以上を占めていた。313系はこれら国鉄形車両の置き換えを目的として登場した車両である。

車体断面は同社における最小の車両限界である身延線を基準に決定され、同社のすべての電化路線での走行が可能である。また、従来の自社形車両と比べてもパワーアップが図られており、過酷な高速運用で傷みの目立ってきた311系に代わり、東海道本線におけるほぼ全ての快速列車にも充てられている。

このように313系は都市部の近郊輸送のほか、後述するローカル区間でのワンマン運転や有料制ライナー列車まで、あらゆる需要に対応しており、同社の標準車両と位置づけられる。そのため車内仕様や機器構成により、当初から細かな番台区分が設定されている。

1998年度末に77両、1999年度に104両が投入され、共に1999年に営業運転を開始した。これにより同社の103系が全車廃車となり、165系も定期運用から外れた。また、東海道本線名古屋地区では113系の定期運用が消滅するなど、国鉄形車両の淘汰を進め、同社における自社形電車の比率を55%にまで向上させた。

その後2001年に6両、2006年度に204両の増備が行われ、総計391両を有する同社の最大両数系列電車となるとともに、同社の旧型車両である113系・115系・123系を淘汰した。

※番台区分

・0番台
* 東海道本線名古屋地区用。4両編成と2両編成が存在する。
* 所属はすべて大垣車両区であり、4両編成15本(60両、Y1〜Y15編成)、2両編成16本(32両、Y31〜Y46編成)、計31本92両が配置されている。
* 2両編成は300番台と称し、補助電源装置、空気圧縮機の容量を編成長に合わせ小さくしている。
* 車内のカラースキームはブルー系でまとめられ、座席は転換クロスシート(シートピッチ875mm)が扉間に5列配置されている。ただし、扉に隣接する座席は固定式、車端部はボックスシートとなっている。扉間の座席数が少ないため、クロスシート車でありながらロングシートの211系より座席定員が少ないが、扉付近に広い立席スペースを有しラッシュ時の輸送に備えている。
* 扉間の窓配置はクロスシートのピッチに合わせ、等間隔の5分割タイプとなっている。
* 1999年7月12日に営業運転を開始。当初は中央本線でも用いられた。1999年12月4日のダイヤ改正から、東海道本線(浜松〜米原)における快速列車は、大半が本番台により運転されることとなった。
* 2006年10月1日のダイヤ改正では、後述の5000番台投入により、普通列車にも運用の場を広げている。これにより、211系5000番台は運用から外れ静岡車両区へ転属している。
* 2両編成は、4両編成の増結編成として東海道本線の快速列車に用いられるほか、大垣〜米原・美濃赤坂間の折り返し運転や飯田線で運用される。また、日中の東海道本線の普通列車として、単独2両編成での運用も多い。
* 後述の1000番台編成に組まれるクハ312形も0番台である。

・1000番台
* 中央本線(名古屋〜南木曽間)用。4両編成と3両編成が存在する。
* 所属はすべて神領車両区であり、4両編成3本(12両、B1〜B3編成)、3両編成3本(9両、B101〜B103編成)、計6本21両が配置されている。ともに予備編成を持たないため、検査時にはそれぞれ211系5000番台の4連・3連が代走する。
* 3両編成の電動車は1500番台と称し、中間電動車のモハ313形1500番台は主電動機を片側の台車のみに搭載することで、編成全体のMT比1:1を崩さないようにしている。
* 座席は0番台と同じ転換クロスシートが基本であるが、中央線名古屋近郊の混雑を想定して車端部のみロングシートとしているのが本番台の特徴である。ただし、運転室とトイレを備えるクハ312形は、トイレに対面する車端部のロングシートが配置されないため、0番台が組み込まれる。したがって、本番台区分はクモハ313形、モハ313形、サハ313形のみが存在する。本番台は0番台に先駆けて新製されたため、クハ312 形の車番1〜6は本番台に組み込まれている。
* 車内のカラースキームは0番台と同様のブルー系であるが、貫通扉の塗色や網棚・天井の一部が薄紫色となっており若干の差異がある。
* 窓配置は0番台に準じている。
* 1999年5月6日に営業運転を開始。日中に中央線の快速(おもに名古屋〜中津川間)として4両編成または3両×2の6両編成で用いられるほか、ラッシュ時には本番台同士または211系などと併結し最大10連で運用される。また、予備車がなく、検査時には211系が代用されるため、中央線内での運転最高速度は、211系などに合わせ110km/hである。
* もっぱら中央本線で運用されるが、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)開催時には211系が不足したことなどから関西本線や東海道本線(名古屋〜岐阜間)で用いられたこともある。また、4両編成は2005年10月1日より定期列車として愛知環状鉄道線に乗入れている。

・3000番台
* 中央本線(中津川〜塩尻間)・篠ノ井線(塩尻〜松本間)・関西本線・御殿場線・身延線におけるワンマン運転用。2両編成のみが存在する。
* 静岡車両区に12本(24両、V1〜V12編成)が御殿場線・身延線用として、また神領車両区に16本(32両、B301〜B316編成)が中央本線・篠ノ井線・関西本線用として、計28本56両が配置されている。
* 車内のカラースキームはグリーン系でまとめられ、座席はセミクロスシート(車端部とドア付近がロングシート、トイレ付近とその他はボックスシート)としている。
* 前述のとおり、ワンマン運転設備が搭載されており、ドア横には出入口を表示するLED表示機、車内には運賃箱、電光式運賃表、整理券発行機、運転台には車外確認用ミラー、この他自動放送装置が搭載されている。電光式運賃表は神領車両区所属車と静岡車両区所属車で仕様が異なる。また、自動放送もそれぞれの車両区ごとにまったく異なる人物の声が使われている。
* 寒冷地での運用を考慮し、押ボタン式の半自動ドア機構(ワンマン運転時には先頭車前部のドアは車内からのみ開けられ、後部のドアは外からのみ開けられる仕様)を装備している。また、投入当初は霜取パンタグラフについて準備工事のみが施されていたが、2007年2月現在、静岡車両区所属分については増設工事が完了した。
* 扉間の窓配置はボックスシートのピッチに合わせ、中央の2枚が大きい不均等の4分割タイプとなっている。
* 列車密度の低い線区で運用されることから、クモハ313形に回生失効に備え発電ブレーキを搭載している。また、V1編成においては、電気二重層キャパシタを用いた鉄道車両用電力貯蔵システムの試験が行われた。[3]
* 営業運転は1999年5月6日中央本線(名古屋〜中津川間)が最初である。運転当初は東海道本線で4編成を併結し8連で使用されていたこともあった。本来の運用区間においては、御殿場線・身延線が同年6月1日、中央本線・篠ノ井線(中津川〜松本間)が同年7月15日、関西本線が同年12月4日にそれぞれ営業運転を開始している。当初、ワンマン運転は行われておらず、同年12月4日(関西本線は2000年3月3日)からの開始である。
* ワンマン線区での運用のほか、ラッシュ時の増結編成としても用いられる。中央本線(名古屋〜中津川)では211系と併結し最大10連で運転され、東海道本線(名古屋〜岐阜)でも朝ラッシュ帯に213系と併結した6連での運用が存在する。

・8000番台
* 中央本線(名古屋〜中津川間)を走る有料定員制快速「セントラルライナー」専用番台。3両編成のみが存在する。
* すべて神領車両区に所属し、6本(18両、B201〜B206編成)が配置されている。
* 1999年12月4日に3両編成4本(12両)が営業運転を開始。その後、列車の好評を受けて2000年度に3両編成2本(6両)が増備された。
* 前述の1500番台と同様、3両編成であることから電動車は8500番台と称し、中間電動車のモハ313形8500番台は前位側の台車のみに主電動機を搭載している。
* 座席は扉間に転換クロスシートを5列配置し、扉に隣接するものを含めて転換可能である。座席間隔は910mmで、0番台などに比べてやや広く、背ずりも高い。車端部は「セミコンパートメント」と称するテーブル付のボックスシートとなっている。
* 「セントラルライナー」専用車両として、ドア付近には仕切があり、内装は373系に近いワインレッド系の色彩にまとめられている。客室中央部のドアは「セントラルライナー」運用時は常時締切となっており、押ボタン式半自動ドア機構は装備しているが、基本的に半自動扱いは行われない。またドア上部にあるLED式旅客案内表示器は中央部以外省略され、扉部の客室天井に枕木方向に吊下げる形で装備されている。窓は熱線吸収ガラスで、他の番台と違いカーテンは横引きのプリーツカーテンである(それ以外はフリーストップ式ロールカーテン)。
* 扉間の窓配置は中央の1枚の幅が狭い不均等の3分割タイプとなっている。
* 外装では特徴的なオレンジ色の帯6本を巻いており、新製時から転落防止用の外幌を装備しているが、帯位置に合わせて高い位置から大型のものが設置されている。幕板部には、号車および座席種別(指定/自由)表示幕用の小窓が2箇所にある。
* 日中から夕方にかけ、セントラルライナーとして3両もしくは6両編成で運転されるほか、朝ラッシュ帯や夜時間帯に211系・213系と併結して中央本線の一部の快速・普通列車にも用いられる。
* 2007年3月18日のダイヤ改正からは、313系初の130km/h運転を実施している。

・1000番台増備車

#基本仕様車
* 中央本線(名古屋〜中津川)用の増備車両。
* 神領車両区に4両編成2本(8両、B4〜B5編成)、3両編成4本(12両、B104〜B107編成)の計20両が配置されている。
* 車内は1000番台初期車に準じた転換クロスシート(車端部ロングシート)の構成であるが、仕様変更にともないトイレ横の座席は廃止されている。
* 初期車との区別のため番台には100が付加され、1100番台(3両編成の電動車は1600番台)と称する。また、初期車では0番台を組み込んでいたクハ312形は、CP容量の変更から300番台相当に変更されるとともに、仕様変更によりさらに100が付加されたことから400番台と称する。
* 2006年11月10日に中央本線の113系が定期運用を終了したことにともない、同線で運用を開始した。朝ラッシュには最大10両編成を組み、愛知環状鉄道線への乗入れも行っている。

#寒冷地仕様車
* 神領車両区に3両編成3本(9両、B151〜B153編成)が配置されている。
* 電動車は1700番台に区分され、回生失効対策として発電ブレーキ、および急勾配での粘着係数増強を図るためセラミック噴射装置が搭載されている。
* 他の1000番台車と異なり、半自動ドアを備えるほか、クモハ313形には霜取用としてパンタグラフを2基搭載、先頭車両にはスノープラウを装備するなど、寒冷地仕様の編成となっている。
* 2007年3月18日から飯田線で営業運転を開始した。JR東日本中央本線の上諏訪、信越本線長野までの運用もある。現在では中央線での運用もみられる。

・2000番台

静岡支社管内の113系・115系置き換え用の車両。静岡支社管内の東海道本線・御殿場線・身延線で運用されている。 2006年12月2日に営業運転を一部で開始し、2007年3月18日のダイヤ改正より本格的に運用を開始した。これにより静岡地区の東海道本線は、大半が本番台と211系5000番台のいずれもロングシート車で運行されることとなった。

#基本仕様車
* 静岡車両区に3両編成17本(51両、T1〜T17編成)が配置されている。
* 他の3両編成と同様に中間電動車モハ313形は0.5M車を組み込んでおり、電動車は2500番台が付番されている。また、クハ312形はCP容量の関係で、2300番台となっている。
* 車内は全席がロングシートで、扉間1ユニット10人がけ、スタンションポールが1ユニットにつき2本付いている。車端部は4人がけで、スタンションポールはない。スタンションポールは座席の間を突き通す形状になっている。カラースキームは転換クロスシート装備車と同様、ブルー系でまとめられ、座席の設計が1000・3000番台のロングシート部分のものと比べ、若干変更されている。例えば、仕切の形状はまったく異なり、さらに座席側にもモケットが張られているなどの違いがある。他の2006年度完成車両と同様、トイレ横の座席はない。
* 窓配置は3000番台に準じている。
* 半自動ドア機構を装備している。

#発電ブレーキ搭載車
* 2000番台車のうち発電ブレーキを併用するもので、静岡車両区に3両編成10本(30両、N1〜N10編成)、2両編成9本(18両、W1〜W9編成)が配置されている。
* 2両編成は2300番台を称する。このうち2編成(W1・W2編成)のクモハ313形はパンタグラフを2機搭載しており、車番は50が加えられ、2350番台として区別されている。
* 3両編成の電動車は2600番台と称し、基本仕様車と区分されている。クハ312形は他の2000番台車同様、2300番台が組み込まれる。
* 車内構成は基本仕様車に準じ、半自動ドア機構を備えている。また、2両編成はワンマン準備工事がされており、出入口表示用のLED表示機がドア横に装備されている(整理券発行機は筐体のみ設置、運賃箱と運賃表示器は設置されていない)。

・3000番台増備車

* 御殿場線・身延線におけるワンマン運転用。3100番台と称し、2両編成のみが存在する。
* 静岡車両区に2本(4両、V13〜V14編成)が配置されている。
* 車内は3000番台に準じたセミクロスシート仕様であるが、他の増備車と同じくトイレ向い側の座席は廃止している。
* 搭載機器についても初期車を踏襲しており、発電ブレーキを搭載しているほか、クモハ313形には霜取対策として当初からパンタグラフを2基備えている。
* この他、Mc車車端部のロングシートのモケットの色が他の座席と同じ緑系に変更された。
* 2006年8月7日、増備車として最初に営業運転を開始。現在、3000番台初期編成と共通運用が組まれている。

・5000番台

* 東海道本線名古屋地区用。6両編成のみが存在する。
* 大垣車両区に12本(Y101〜Y112編成)、計72両が配置されている。
* 車内仕様は0番台の転換クロスシートを基本に、扉横や車端部も含めたすべての座席を転換可能とした仕様となっている。この結果、0番台に比べ立客スペースが小さくなり、1両当たり約15名程度定員が減少している。
* カラースキームや窓配置は0番台に準じている。
* 乗り心地改善策として、セミアクティブダンパや車体間ダンパを装備する。
* 6両編成となったことから、一部の中間車にも補助電源装置(SIV)・蓄電池(BAT)を搭載しており、SIV・BATを搭載した中間車は5300番台と称する。また、空気圧縮機(CP)は、冗長性を高めるため、すべての付随車(クハを含む)に分散搭載している。そのほか、回生ブレーキ失効対策として発電ブレーキを搭載している。
* 2006年8月22日に営業運転を一部開始し、同年10月1日のダイヤ改正からは、東海道本線の快速系統列車(豊橋〜大垣)を中心に運用されている。旧来、同線の快速列車は4両編成が中心で混雑が激しかったが、本番台の投入により日中はすべて6両編成で運転されることとなった。一部は浜松および米原まで運行されるほか、朝夕には、300番台2連と併結した8両編成の運用も見られる。
* 12編成存在するものの、運用列車を増やすために予備車は持っておらず、故障・検査時は0番台と300番台(共に予備車1編成)の併結で代用している。


*参考文献
Wikipediaより一部抜粋・編集

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開設日
2006年3月26日

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