映画「Beauty」のコミュニティです。
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監督:後藤俊夫
脚本:小野竜之助 菊原とい美
出演:片岡孝太郎
片岡愛之助
麻生久美子
嘉島典俊
眞島秀和
大西麻恵
二階堂智
赤塚真人
串田和美
北村和夫(遺作)
井川比佐志
振付:藤間勘十郎
音楽:小六禮次郎
題字:片岡仁左衛門
2006年11月クランクイン
2007年5月クランクアップ
2007年夏完成
2008年5月長野県先行ロードショー
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いつから逢わぬか、おまえ、憶(おぼ)えていやしゃんすか
(いつから会っていなかったのか、あなたは、おぼえていますか?)
上の言葉は、「新口村」という芝居の中で、遊女梅川が恋人忠兵衛に問いかけた科白である。
長野県は天竜川流域の美しい秘境・伊那谷。
その地で二世紀以上も受け継がれている村歌舞伎に生涯を捧げた半次(片岡孝太郎)と、その「舞台上の伴侶」とも言うべき花形役者雪夫(片岡愛之助)との、八十年にわたる絆を軸に物語は展開する。
半次と雪夫が演じる「新口村」の悲恋物語のごとく、昭和という激動の時代に翻弄される二人の運命……。
「大丈夫、舞台の上ではいつも一緒だ」
さて、誰に語って聞かせようか、半次と雪夫の八十年を――。
★物語
昭和10年、長野県伊那路村。村歌舞伎を初めて見た少年・半次は、村に伝わる舞踊「天竜恋飛沫」を舞う雪夫に心を奪われる。雪夫に誘われ歌舞伎を始めた半次は、ふたりで「新口村」を演じ、初舞台で大成功を収める。そしていつしか、半次と雪夫は村の看板役者となっていく。
時は過ぎ、昭和19年。半次と雪夫のもとにも召集令状が届く。終戦を迎え、シベリアの強制収容所に送られた半次たちを待っていたのは過酷な労働の
日々と、雪夫との死別であった……。一人帰国した半次は、いなくなってしまった雪夫の空白を埋めるかのように、かつての雪夫の役を演じ続けた。
ある日、遠く離れた村で、伊那谷だけに伝わる芝居「六千両」を演じる役者がいることを知った半次は……。
★歌舞伎界と映画界から豪華キャストが出演
主役・半次を演じるのは、S・スピルバーグ監督の『太陽の帝国』でデビューを飾った上方歌舞伎の名門、松嶋屋の片岡孝太郎。相手役の雪夫には、同じく松嶋屋で、NHKドラマ「新撰組!!土方歳三最期の一日」など歌舞伎以外にも活躍の場を広げる片岡愛之助。本歌舞伎の二人による「新口村」は、映画の物語とも重なり合い、完成された美しさを見せている。
二人を見守る幼なじみ・歌子役には麻生久美子(『夕凪の街 桜の国』)を起用。NHK大河ドラマ「風林火山」の嘉島典俊や、『バベル』の二階堂智、眞島秀和、大西麻恵など実力派俳優の好演も光る。また、コクーン歌舞伎演出家でもある串田和美のほか、赤塚真人、井川比佐志、北村和夫など名優たちが脇を固め、ドラマをより奥深いものにしている。なお、十五代片岡仁左衛門は特別出演のほか、「Beauty」の題字も手掛けている。
★制作陣の心意気が生んだ本物の「日本映画」
映画の舞台となっているのは、豊かな自然の残る南信州の伊那谷。アルプスに抱かれたこの谷で、秋・冬・春・初夏と、のべ3ヶ月に及ぶロケを敢行。また、シベリアの強制収容所のシーンも、その過酷さをリアルに伝えるべく大規模なオープン・セットを建設。美しい日本の原風景と、戦争の実態に迫った光景がスクリーンに広がる。
監督は人間と自然を描き続けてきた後藤俊夫(『イタズ』『オーロラの下で』)。物語に寄り添い、さらなる感動へと誘う音楽は小六禮次郎(「功名が辻」)が担当した。また、クライマックスで老半次が舞う「天竜恋飛沫」は、2003年に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した宗家 間流の 間勘十郎の振付によるオリジナル舞踊である。
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