愛とユーモア、反逆の詩人、ジャック・プレヴェール(Jacques Prevert/仏・1900-1977)をたたえるコミュ。
1920年代にシュルレアリズム運動に参加、すぐ脱退。30年代から詩やシナリオを発表しはじめ、マルセル・カルネの映画『悪魔は夜来る』『天井桟敷の人々』などを担当。戦後、詩集『パロール』がフランス国内で大ベストセラーに。詩集『スペクタクル』『雨とお天気』『人間の光』『ファトラ』他、コラージュ集『イマージュ』。シャンソン「枯葉」「バルバラ」など傑作多数。
2004年10月、高畑勲によって『ことばたち』(パロール)の全訳が発売され、旧来のファンのみならず、新たな若い読者たちの心を、じわじわ、ガッシリ、きゅんとつかんでいる。
「ジャック・プレヴェールは愛の詩人だった。しかしなによりもまず自由と友愛の詩人であり、徹底した反権力の詩人だった。あらゆる抑圧や戦争や破壊に反対し、常にその犠牲になる子どもや女性、貧しい人々、動物や木々の味方でありつづけた。その愛は女性の自由を最大限に尊重するものであり、その反抗は裸の子どもの心で武装されていた。そしてプレヴェールのユーモアは、平凡な日常に自由の風を吹き込んで、わたしたちを生きやすくしてくれるのだ。――高畑勲」
シャンソン好き、フレンチかぶれ&お洒落さん、クノー、ヴィアン、ゲンズブール好きから、子ども、女性、小鳥、植物、この星、を愛する人に。