熊本県阿蘇郡北小国村(現小国町)に生まれた
坂本善三は、画家を志して中学校卒業後に上京、
帝国美術学校(現武蔵野美術大学)西洋画科に
入学しますが、在学中から独立美術協会展に入選する
など、将来を嘱望され、精力的に創作活動を行いました。
終戦後三十代半ばで熊本に戻ってからは、身近な生活道具や阿蘇山などの自然を題材にした写実的な表現を追求していきます。
坂本善三にとって大きな転機となったのは、
1957年(昭和32)からの1年半におよぶヨーロッパ滞在でした。
作風は、具象から抽象に展開し、その後の坂本芸術を特徴づける
単純で構築的な画面構成に向かいました。
熊本の地で風土と深くか関わりながら、自然から発想を
得たイメージを変換して、独特の抽象的表現の世界を確立したのです。
その後彼は、独立美術協会を中心に発表を続け代表作となる
「形」「連帯」「炎」などの作品群を生み出しました。
1980年代にはパリで発表した作品が“沈黙の錬金術”
“グレーの画家”と評価され、国際的にも注目を集めましが、
熊本県立美術館で回顧展開催後、1987年(昭和62)死去しました。
それから彼の故郷で美術館構想が起こり、
1995年(平7)10月14日、小国町に坂本善三美術館が
オープンします。
坂本善三美術館の情報もアップしていきます。
■□坂本善三美術館 公式サイト□■
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