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大竹伸朗-Shinro Ohtake-

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詳細 2024年3月29日 08:29更新

大竹伸朗(Shinro Ohtake)

人にはそれぞれ天から与えられた役目があるとすれば、大竹伸朗はとても真面目に、純粋に自分の使命をはたしている人間ではないだろうか?
ビートルズ、横尾忠則、サッカー、アメリカンポップスに夢中だった少年が、生物が呼吸をするように、疑うことなくまっすぐに、表現活動を続けている。
どこか、紙一重的な危うさがあったり、すごくエッチで卑猥だったり、またとてつもなく美しく崇高でもあったり・・・。
比較とか、対立をどこか超えてしまった絶対エネルギーが作品からあふれ出ている。
「難しそう」だとか「新しすぎてちょと解りにくい」とか、そんな第一印象、きっとそれはあるはず。
しかし「取っつきにくい奴」と思っていたのに、ちょっと話したりすると「結構いい奴」と惚れ込んでしまった友人のように、大竹伸朗の作品には、触れれば触れるほど、彼の熱さや、純粋さが伝わってくる、ひとなつっこい力が備わっている。

〈プロフィール〉
1955年10月8日、東京生まれ。'90年より愛媛県宇和島市に在住。
武蔵野美術大学在学中より、ロンドンをはじめ世界各地に渡り、多大なエネルギーを吸収。
国内では'82年に初の個展を開催。その過激な作品群は、当時世界を席巻していた「ニューペインティング」現象ともあいまって大きな注目を浴びる。'85年には、ロンドンICAで国外初個展を開く。以降、国内外で数多くの個展を開催し、グループ展に出品する。
'89年、アメリカ・インフォメーション・エージェンシー(USIA)及び、アーティストコロニーの招聘によりアメリカを一巡。
'95年アトランタオリンピック文化機関の招聘でアトランタに滞在し、オリンピックのアーティスト・ブック・プロジェクトのための本を製作。
街の片隅に落ちていた雑誌の切れ端から、ヤレ(印刷時のテストの時にでる反古)、感光ずみのフィルム、巨大な廃船まで、持ち主から見放された美しいゴミたちを製作の素材として、様々な領域で旺盛な創作活動を続ける。
音楽では、'78年から'82年までノイズ・バンド“JUKE/19”を結成。アルバム4枚、シングル1枚を発表。'95年から'96年には、ボアダムズのヤマタカ・アイとのプロジェクトでCD『パイプライン/ヤマンタカ日記』等を発表。

〈主な個展歴〉 1982 「大竹伸朗展」ギャルリーワタリ、東京
1985 「大竹伸朗展」ICA、ロンドン
1988 「大竹伸朗 New Works」西武アートフォーラム、東京
1990 「大竹伸朗 Recent Works1988-1990」ギャルリー・ところ、東京
1991 「エコー:大竹伸朗の仕事」ギャルリーところ
 東京;西武アートフォーラム
 東京;ザ・コンテンポラリー・アートギャラリー
 東京;なんばシティホール、大阪
1993 「〈ジャリおじさん〉〈東京サラマンダー〉原画展」西武アート・フォーラム
 東京;ザ・コンテンポラリー・アートギャラリー、東京
「大竹伸朗 網膜」ギャルリー・ところ、東京
1997 「大竹伸朗イン・プリント」ナディッフ・ギャラリー、東京
「大竹伸朗プリンティング/ペインティング」CCGA(現代グラフィックアートセンター)、福島
1998 「新津―あいまいで私が日本」新津市美術館、新潟

〈主なグループ展歴〉
1980 「クルバ・カポル」(ブルース・ギルバート、グラハム・ルイス、ラッセル・ミルズとのサウンドパフォーマンス)
 ノートルダムホール、ロンドン
1985 「未来のジャパン・アヴァンギャルド展」パラッツォ・ビアンコ、ジェノバ
1989 「アゲインスト・ネーチャー:80年代の日本現代美術展」サンフランシスコ近代美術館ほか
1990 「作法の遊戯:90年代春美術の現在」水戸芸術館現代美術ギャラリー
1992 「三木富雄、田中信太郎、大竹伸朗」ギャルリー・ルイ・カレ、パリ
1994 「アウト・オブ・バウンズ:海景の中の現代美術展」
 ベネッセ・ハウス直島コンテンポラリーアートミュージアム、香川
1996 「パイプライン:宇和島―東京、パズルパンクス 大竹伸朗+ヤマンタカ・アイ」
 ザ・ギンザアートスペース
「デストロイ・オール・モンスターズ日本ツアー'96」パズルパンクス
 (ヤマンタカ・アイとのサウンドパフォーマンス)ラ・フォーレ原宿ミュージアム、東京

〈主な出版物から見る大竹伸朗〉

1986 「倫敦/香港 1980」用美社
*豪華本で1987年ADC最高賞受賞

1988 「DREAMS」用美社

1991 「SO:大竹伸朗の仕事 1955-91」UCA(本体9,515円)
大竹伸朗作品は、いつも斬新なのに、どこか懐かしい。
子供の頃みた空の色、雨の匂い、白熱灯に照らされた夜店の色彩、原っぱに落ちていたオトナの雑誌の切れ端・・・。
封印していたはずの、ちょっとあやしい思い出がこみ上げてくるよう。
東京自由が丘に生まれ、工場街、サラリーマンのベッドタウンへと移り住んだ大竹少年が、現在の住居愛媛県宇和島に移るまで、彼が何にドキドキしていたのか、なぜ叫んでいたのか、何を見ていたのかが覗ける、ノスタルジックあふれる大竹伸朗大全集。
この一冊で大竹伸朗というアーティストが解る、なんていうのはおこがましいが、彼のことばの力で、とても純粋な気持ちで作品を見つめることができる貴重な本。ゲストには、ウィリアム・バロウズ、坂本龍一、筑紫哲也、藤原真也、故武満徹・・・など、そうそうたるメンバーが。
印刷もきれい。

1993 「ジャリおじさん」福音館書店(本体777円)
*第43回小学館絵画賞受賞、'95年度ブラチスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレにて金牌受賞。
絵本ならでは、の自由な表現!大竹伸朗ならでは、の優しい読後感!
大人が読んでもグッとくるものがある。一家に一冊的な絵本。

1994 「カスバの男 大竹伸朗モロッコ旅日記」求龍堂(本体1,845円)
異国で出会った様々な経験と体感を大竹伸朗の脳は、どう受けとめ、どう表現にかえていくのか。
夢か現か、境界線のない世界は、旅への衝動をかき立てる危険な誘惑。
所々にちりばめられたスケッチからは、モロッコのにおいや音や空気の色みたいなものがジンジンと伝わってくる。

1996 「ドンケデリコ」作品社(本体1,262円)
ヤマンタカEYEとのファックス通信を編んだもの。
本という概念をすっとばした、すごい感覚。尋常一様でない世界にハマル。

1997 「YMCB」トランスアート(本体3,500円)

1998 「ぬりどき日本列島」新津市美術館(本体5,880円)
 「ネガな夜」作品社(本体2,200円)
深い深い、海の底のようなブルーの表紙が美しい本。
夢日記であるようで、純文学なにおいも感じる。
心を透き通るようにして、純粋な気持ちで文字をひろっていくと、そんじょそこらの芥川賞授賞作よりずっと面白い。

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