ALternative MOdified Newtonian Dynamics(ALMOND)
(代替・修正ニュートン力学)
現代物理学が明示的であれ、暗示的であれ肯定する遠隔作用の存在を否定することを第一原理とする新しい力学を体系をALMONDと呼ぶことにする。
まず、ニュートン力学は遠隔作用の存在を前提としている。
次に、電磁気学は表向きは遠隔作用を否定しているが、様々な理由から遠隔作用を完全に否定できていない。
相対性理論は、相対性原理という名で遠隔作用の存在を認めている。
量子論は、量子もつれという名で広い意味での遠隔作用の存在を認めている。
遠隔作用の存在を否定すると言うことは、「宇宙全体の性質に関して、検証も無しに、形而上学的に非常に強い主張をしてしまうことになる」という論法で否定されることもあろう。しかし、自然科学においては、遠隔作用が存在する場合と存在しない場合に分けて考えることも可能である。