逃げろや逃げろ!と、スキゾキッズを提唱し差異の戯れとなってこの高度資本主義社会を逃走/闘争し、漏出させることによって解体する・・・・ハズだったんだけどねエ。基本的には60年代以降、思想界を占めていた、重苦しい実存主義やらマルクス主義、史的唯物論の類が政治的な運動過程でめちゃくちゃになって、大衆もこんなドロドロした思想はイヤダーと思っていたところにさっそうと「ヌーベルバーグ」となって「構造と力」で登場。これがウケてフーコーの「言葉と物」なみに「パンのように」10万部も売れてしまった。しかし、思想を消費させているというまあ、当然の反発もあった。本人は坂本龍一に「一家に一台、(じゃなかった?一人)浅田彰があるといいよね」と、言わせるほどの博識。本人の口調がオスギとピーコに似ていることについてはノーコメントである。