【ΖII(ゼッツー/ゼータ・ツヴァイ)】
形式番号:MSZ-008
Ζプロジェクトに基づいて開発されたMSZ-006Ζガンダムの発展型空間戦闘専用機として企画された機体で、その戦闘領域を宇宙空間に限定して開発された。先行して開発されていたMSA-005メタスの構造などを採り入れ、Ζガンダムの複雑な変形機構を単純化し、生産性や操作性を向上させている。MA形態時は空間戦闘機としての運用を想定しており、加速性などは当時の標準的なMSのそれを圧倒する。さらに、専用装備のメガビームライフルは、MA形態時に機体各部のジェネレーターと直結する構造となっており、充分なチャージを行えば、ハイパー・メガランチャーなどに匹敵する威力を発揮するなど、コストパフォーマンスの点でも高く評価されていた。スペック的には良好で、量産に際して問題も少なかったが、当時のエゥーゴの強い要望によってMSZ-010ΖΖガンダムの開発が優先されたため、プランそのものが廃案となり、実機が生産されることはなかったとされている。