声が出ない人・ささやき声しか出ない人のコミュニティです。
声が出ないのは、心理的、先天的、後天的(術後の後遺症や声の酷使など)要因が考えられます。
主には、以下のような疾患(症状)が挙げられます。
失声症
喉頭がん(喉頭摘出手術による)
喉頭狭窄
喉頭横隔膜症
声帯瘢痕
声帯溝
上記の疾患は、声がまったく出ないか、かろうじで出ても持続しないか、ささやき声しか出ない疾患です。
声が出ない・ささやき声しか出ないと、日常生活で多大な不便があります。
仕事に支障を来す(そもそも就職できない)、日常会話ができない(人間関係に支障を来します)、電話ができない、危機的状況のときに助けを呼べない…。
さらには、声が出ないために挨拶もままならないため、失礼な人間だと誤解されることもありますし、自分の言いたいことをなかなか伝えることができないため消極的な人間だと思われたり、ストレスから精神疾患を発症することもあります。
また、ささやき声が出たり、わずかでも声が出る場合は、コミュニケーションに著しく不便があったとしても、障害者手帳をもらうことができません。
コミュニケーションの代替手段として手話や筆談がありますが、聴力は問題がないためなかなか手話習得に踏み切れない部分がありますし、そもそも手話を習得しても周りの人間も手話ができないと会話が成立しません。筆談は会話の即時性が失われるため、必要最低限のことを伝えるといった機能しかありません。
こうしたことから、疾患の深刻さが周囲に伝わらず、一人で悩みを抱え込んでしまう人が多いのではないかと推測されます。
声の不在は存在の不在です。
声が出ない・ささやき声しか出ないことがいかに深刻で苦しい状態なのか、
この社会ではまったく理解されていません。
蔑まれたり笑われたり、患者は悔しくて悲しい思いをたくさん経験しています。
このコミュニティでは、上記の疾患をはじめ声が出ない人・ささやき声しか出ない人が、悩みを相談したり、病院・治療法に関する情報交換をしたりできる場にしたいと思います。
2015.12.30 updated