いよいよ2015年10月から配布されることになりましたマイナンバー。
なにか問題はないのでしょうか。
制度のいいところ、悪いところの情報を共有し合っていきましょう。
創設から
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「マイナンバー交付1年…国の管理に「肯定的」は2割」
今年の10月で、配布から約1年が経過した「マイナンバー」。日常で使う場面はほぼないこともあって、通知カードが届いたきりでマイナンバーカードは未申請、そもそも制度をきちんと理解できていない…という人も多いのではないだろうか? そこで、マイナンバー配布の「1年後調査」を行うべく、20〜30代の男女221人を対象にアンケートを実施した。(R25調べ・協力/ファストアスク)
●「マイナンバーカード」は申請した?・申請した 34.4%(76人)
・申請していない 65.6%(145人)
※2016年10月末時点
「通知カード」受領後、「マイナンバーカード」を申請したのは3割強。顔写真付きの公的身分証明書として機能するカードだが、申請の手間があることや、運転免許証がある人にとっては不要という声もあり、申請が伸びない一因となっているようだ。次に、保管・管理方法について。
●「マイナンバー」をどのように保管・管理している?・通知カード(郵送で届いたもの)を家に置いている 67.0%(148人)
・通知カードを持ち歩いている 6.8%(15人)
・マイナンバーカード(申請して交付されたもの)を家に置いている 14.0%(31人)
・マイナンバーカードを持ち歩いている 6.8%(15人)
・その他 5.4%(12人)
と、通知カード・マイナンバーカードを家に置いている人が8割超。自分の“分身”のような番号だけに、紛失を危惧して携帯しない人も多いのだろう。
マイナンバーカードは申請していない、番号は家に置いたままとなると、普段マイナンバーに触れる機会はほぼなさそうだが、配布から1年後の現在、マイナンバー制度に関してどのような認識を持っているのだろうか?
●マイナンバー制度に関してどのように思う?・国の管理が簡単になるならいいと思う 18.1%(40人)
・個人情報の扱われ方に不安を感じる 30.3%(67人)
・未だに何に活用されるのか理解できていない 49.8%(110人)
・その他 1.8%(4人)
「未だ何に活用されるのか理解できていない」が半数で、「不安を感じている」が「国の管理が簡単になるならいい」を上回った。不安を感じるもしくは理解できていないを合計すると、約8割が肯定的には捉えておらず、マイナンバーの活用法は浸透しているとは言えない結果に。回答者は具体的にどんな考えを持っているのか、コメントを見てみよう。
【国の管理が簡単になるならいいと思う】
「個人のことを一括管理できるから」(20歳・男性)
「ややこしさを解消してほしいから」(24歳・女性)
「様々な番号を紛失する人が多いので」(32歳・女性)
【個人情報の扱われ方に不安を感じる】
「個人情報漏洩の問題がある中で本当に大丈夫か不安だから」(28歳・女性)
「個人情報の危険が増える割に使いたいと思うことがあまりない」(33歳・女性)
「番号だけで簡単に流失してしまいそう!」(38歳・男性)
【未だに何に活用されるのか理解できていない】
「結局どんな時に利用するのか分からない」(21歳・男性)
「利用したことはないし、提示を求められたことが無いのでわからない」(24歳・男性)
「今は話題に上らず、忘れ去られた感があり、どのように活用され始めているのか見えてこない」(26歳・男性)
昨今問題の情報漏えいに対する不安が大きく、提示を求められないなどの使用機会の少なさも理解度の向上につながっていない模様。国が管理を簡易化するメリットと比較しても、不安を上回る要因とは考えられないようだ。
なお、マイナンバーを通じて、今後導入が予定・検討されているサービスがいくつかある。どれもマイナンバーを活用した諸手続きの簡略化やマイナンバーの活用を図るものだが、それらについてはメリットを感じるのだろうか?
●今後導入が予定・検討されているサービスにメリットを感じる?
■「コンビニ交付サービス」(導入は自治体による):住民票の写し・印鑑登録証明書等をコンビニエンスストアで取得できる。
メリットを感じる 56.6%(125人)
メリットを感じない 43.4%(96人)
■「マイナポータル」(2017年1月予定):行政機関がマイナンバーの付いた自分の情報をいつ・どことやりとりしたのか、サイトで確認できる。ほか、オンラインでの諸手続きが可能に。
メリットを感じる 43.0%(95人)
メリットを感じない 57.0%(126人)
■「預貯金口座への付番」(2018年1月予定):預金資産が複数の口座に分散されていても、税務当局が預金総額を把握しやすくなる。付番は任意。
メリットを感じる 32.6%(72人)
メリットを感じない 67.4%(149人)
メリットを感じる“肯定派”が上回ったのは「コンビニ交付サービス」のみ。そのほかは、いち早い導入を望んでいるというものではないようだ。また、サービス名を今回のアンケートで初めて知った可能性も否定できない。
マイナンバー配布から1年経った後の本調査。1年前の配布当時は、ニュースや宣伝を目にする機会も多かったが、今では関心が薄れているのが実情。とはいえ、知らないままでは利用できるサービスも利用できない。まず、マイナンバーカードを申請することで、第一歩につなげてみてはいかがだろうか。
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